ちょっと恐ろしいのですが、日本の首相はアメリカに逆らってはいけないのかもしれません。
その理由を私の見聞きした範囲で考えていきます。
欧米の首相が4年や8年などかけて一時代を築くのに対して、日本の首相は平均して非常に短い期間で退任します。しかしその中でも、欧米並みの長期政権を築いた首相のことを・・・ちょっと思い浮かべてみましょう。
2019年現在、安倍さんは任期が7年を超えました。その前に長期政権を築いた小泉純一郎さんは5年、そしてその前は中曽根さんで約5年でした。
私が生まれてからの期間で考えると、この3人以外のすべての首相は、1、2年、もしくは1年以内に退任しています。本当に、日本の首相は不安定ですね。
そしてこの3人のスタイルを考えると、ある共通点があるように思えるのです。
それは「親米」です。
この3人は、アメリカと非常に仲良くしていたように思えます。そして一部の人はこの人たちのことを、「アメリカ優遇で日本の国益を損ねた」などとも言っているようです。
一方、超大物だったのにも関わらず意外に短命で2年ちょっとしかもたなかったのが田中角栄さんです。
実は彼は首相の時に「ロッキード事件」の収賄などの疑いで逮捕され、有罪判決を受けています。そしてこのロッキード事件には「アメリカの陰謀説」があるのです。
というのも角栄さんは、アジア各国とのパイプを築き、そこから石油を仕入れようとしていたそうなのです。ところが「石油はアメリカから買うもの」という秩序ができあがっていたため、それに怒ったアメリカが彼を潰した、という説があるのです。
最近では、沖縄の米軍基地を「最低でも県外へ」という公約で政権を取った民主党の鳩山由紀夫首相がいます。自民党が与党である体制が何十年も続いてきた中で、ようやく違う党による政治が始めると思われました。しかし彼もまた、逮捕されるようなことはありませんでしたが結局短命でした。そして米軍基地の県外移転は、やはりできませんでした。
このように「親米」だと長期政権を築け、逆にどんなに大物でも、日本で支持を集めようとも、アメリカに逆らえば何らかの妨害によって潰される・・・という現実があるのではないでしょうか?
もちろん、今挙げた事実は単なる偶然の積み重ねであり、そんなアメリカによる陰謀などはないのかもしれません。
でも、もしそうだとしたら怖いですね…。日本は敗戦以来、やはりアメリカの属国なのでしょうか?
※画像はイメージです。
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