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死の予兆?病気?ドッペルゲンガーとは?

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世の中には様々な不思議な現象があります。人は科学的に証明しようと試みるものですが、どうしても解明できない謎も多々ありますね。
「ドッペルゲンガー」現象も、その一つだと思われます。

ドッペルゲンガーは有名な現象で、名前くらいは誰もが知っているのではないでしょうか。
端的にドッペルゲンガーを説明しますと、つまり、ある人の生き写しのような人物を見かける現象なのです。
一説では、自分自身のドッペルゲンガーを見てしまうと、命を失うというものもあります。

最も、日本では「似た顔は七人いる」と昔から言い伝えがありますし、案外、よくある現象なのかもしれません。
現に、わたしも自分によく似た人をちらりと見かけたことがありますし、人から「このあいだ、あなたを何処そこで見たよ」と覚えのない事を言われたこともあります。つまり、わたしによく似た人が、その辺におられるということなのでしょう。
まあ、あることだよねと心では納得するのですが、どこか不気味な後味が残るのは確かです。
自分と似た顔が、こうしている今もどこかで何かをしているというのは、想像すると気持ちの悪いものです。

世界中で親しまれる現象だからでしょう、ドッペルゲンガーを題材にした文学作品や映画もありますね。
神秘的で怖くて、科学的に証明できそうでできない、そんなドッペルゲンガーについて調べてみましたので、ぜひお読みください。

目次

そもそもドッペルゲンガーとは?

ドッペルゲンガーとは、そもそもどういう意味なのでしょうか。
実はこれはドイツ語です。「ドッペル」は、生き写しという意味があります。ドッペルゲンガーを日本語にすると、生き写しのほっつき歩きまわる奴、といったところでしょうか。
英語でも同義語があり、こちらは「ダブル」と言います。分かりやすいかと思います。

やはりこの現象は、古来から親しまれてきた怪異のようです。神話や伝説などにも語り継がれています。
その概要はだいたいに通っていて、正体は、生きている肉体から魂が抜け出たものと言われています。ドッペルゲンガーが出て来て、現実世界を歩き回るのは、該当人物が亡くなる前兆であるとされました。
創作者たちにとって、この現象はなかなか面白い題材だったようです。
18世紀末から20世紀にかけて、奇抜で不気味さを伴う作風が特徴のゴシックと呼ばれるタイプの小説の中に、よく取り上げられています。
エドガー・アラン・ポーの短編など、有名ですね。

ドッペルゲンガーの特徴

知られているドッペルゲンガーのよくある特徴としましては、このようなものがあります。

現れたドッペルゲンガーは会話をしません。喋ることができないようです。また、ドッペルゲンガーは、該当人物と関係のある場所を出歩くようです。
ドアの開閉くらいはできるようですが、脈絡なく、突然消滅します。
これは有名ですが、本人がドッペルゲンガーと遭遇すると、死んでしまいます。
また、同じドッペルゲンガーを二回見てしまうと、見た人間も命を失ってしまうそうです。

ざくっと有名なところを挙げてみましたが、なかなか嫌なものです。
絶対に出会いたくないものですが、どうやらこちらの意思とは関係なく、現れたり消えたりするようです。

科学的な考え方で説明をつけられないこともなさそうです。脳が何らかの誤作動を起こし、自分で自分の姿を見てしまう幻覚ではないか、と言うと、そうかもしれないと思われます。
医学では、自分で自分の幻覚を見る症状を「自己像幻視」と言うそうです。自己像幻視は、ただ目で見えるだけの現象で、ごく短時間で終わるものらしいです。
自己像幻視に現れる自分の姿は、普段の自分自身の仕草などをそのまま映したもののようで、一般的に、アイデンティティは持たないと考えられています。ただ、稀に自分自身を真似することのない、特異な自己像幻視もあるそうです。
この、自分とは別個の人格を持った自己像は、だいたいにおいて、自分自身のエネミーとして現れるようです。
ある説では、脳の側頭葉と頭頂葉の境界領域(側頭頭頂接合部)に脳腫瘍ができた場合、そのような症状が現れる場合があるとされます。
かなり説得力のある学説ですが、第三者によって目撃されるドッペルゲンガーについては、説明がつきません。

やはり、まだ謎が残る怪異現象なのです。

ドッペルゲンガーの正体

古くから親しまれ、なんとか科学的に説明をつけようと努力されたものの、未だ謎が残るドッペルゲンガーですが、果たしてその正体は何なのでしょう。
ドッペルゲンガーの正体についても諸説があります。

一つは、自分で自分の姿を見る、精神疾患ではないかという説です。
ドッペルゲンガーに遭遇した人の中に、精神疾患を持つ人が多いのも、この説を有力なものにしています。

臨死体験のような超常現象ではないかという考え方も根強いです。
科学的な考え方では説明がつかないので、やっぱり超常現象なのではないか、と思いたくなるのは、わたしも同感です。

先ほどご紹介した、医学的観点からの、脳の腫瘍が原因となった症状という説もあります。

ドッペルゲンガーには、年老いた姿の自分自身が見られる場合が多いので、未来の自分が現れているという考えもあります。タイムトラベル説ですね。
 
他には、異次元に存在する自分が現れたものだとする、パラレルワールド説もあります。何らかの原因で次元に乱れが生じて、こんな現象が起きるという考え方です。
 
いずれも、「そうなのかな」と思いたくなる説です。
しかし、そのどれが正しいのかは、未だに分かっていないのです。

ドッペルゲンガーは本当に存在するのか?

ここまで説明しましたが、さて、本当にドッペルゲンガーは存在するのでしょうか。
いかにもありそうな現象ですが、「気のせいではないか」と片づけることもできそうです。

しかし、実例があるのです。
有名人の中には、ドッペルゲンガーを目撃した人が何人もいます。少しご紹介したいと思います。

アメリカ大統領のエイブラハム・リンカーンも、ドッペルゲンガーに遭遇した一人です。
リンカーンが鏡の中に、自分が死んだ姿を見たことがあるそうです。なかなか怖い現象ですね。
もしかしたらリンカーン自身、予知能力を持ち合わせていたのかもしれません。彼は、自分が暗殺される夢を見ていたと伝えられています。

川龍之介も、ドッペルゲンガーを見たのではないかと言われている有名人の一人です。
彼の遺作「歯車」を読むと、なるほど、と思われます。やはり死が近づくと現れるのでしょうか。

死の直前に、幽霊のような自分自身を見たのは、エリザベス一世です。ベッドに横たわる自分の姿を見た直後、エリザベス一世は亡くなっています。
 
フランスの文学者、モーパッサンのドッペルゲンガーはなかなか独創的です。このドッペルゲンガーから、小説の内容を教えてもらっていたといいます。
モーパッサンは、自分のドッペルゲンガーが悲しそうな様子を見た後、精神疾患を患い、入院、一年後に死亡しています。

ざくっと挙げてみましたが、これらは、諸説あるドッペルゲンガーの説の中のどれに当てはまるでしょうか。
やはり、どの説にも当てはまるようで、どれも微妙に違うような気がします。

ドッペルゲンガーが起こる原因と、対処方法

冒頭で書きましたが、自分のそっくりさんは世の中に何人もいると思われます。
そのそっくりさんと、ドッペルゲンガー。見分けることができるのでしょうか。
どうやら、できるようです。
直感的に、なにか特別な感じがするようで、ドッペルゲンガーに遭遇してしまった人は「ああ、これだな」と思うようです。

ドッペルゲンガーはどうして起こるのでしょう。
科学的な証明ができない以上、確たる説明はできないはずですが、一説では、「人生が激変する時に、それを伝えるために現れる」という見方があります。
死の前兆として現れるドッペルゲンガーが有名ですが、そればかりではないようです。
恋愛が成就したり、ビジネスで大成功したりする直前に、運命の分かれ目の時に自分自身の分身を見ることがあるようですよ。
良い前兆のドッペルゲンガーならば、ぜひ遭遇したいものですね。

ドッペルゲンガーについて死のイメージを持つ人が多いせいで、出会ってはいけないものと思われています。
ですが、ドッペルゲンガーに出会った人の全てが、直後に亡くなっているわけではないのも事実なのです。
出会った直後、人生が好転した人もいます。
ですから、出会ってしまったからといって、ネガティブにならないのが大事だと思われます。ドッペルゲンガーを自分にとって良いメッセンジャーにするか、不幸の使者にするか、自分の捉え方次第なのかもしれません。

ドッペルゲンガーと出会った場合、次のことを心がけたらいかがでしょうか。

まず、笑顔で挨拶してみること。これは、声に出さなくても良いので、心の中で明るくフレンドリーに挨拶すると良いです。
せっかく自分のところに会いにきてくれたのだから、ようこそ、ごきげんよう、と、ご挨拶するのです。

可能ならば、右手を差し出して握手を求めて見ると良いとされます。
シェイクハンドを求めた時、さっと近づいてきてくれるドッペルゲンガーならば、間違いなく幸運の使者でしょう。
ついでにハグできれば、なお良いそうです。

また、ドッペルゲンガーは、何らかの大きなことを伝えようとして現れるのですから、自分から「何を伝えて下さるんです」と伺うと良いでしょう。
きっと、良い知らせを聞けるはずです。

一般的に抱かれるイメージが怖ろし気なこともあり、「えっ、それでいいの」と思いたくなりますが、何ごとも自分の捉え方次第と考え、おおらかに迎え入れてあげると良いようです。

ドッペルゲンガーについて、最後に

ドッペルゲンガーについて調べてみましたが、なかなか興味深く、面白いものでした。
思った通り、科学的に説明をしようとする派と、超常現象派があり、そのどちらも完全には説明しきれていない感じがあり、やっぱり謎なのだと思った次第です。

文学作品でドッペルゲンガーを扱ったものを読んだこともあります。
エドガー・アラン・ポーの短編では、「こんなのに付きまとわれたら終わりだ」と思いました。妙にリアルで、とても怖かったです。

ドッペルゲンガーをハッピーな現象として捉える考え方もあり、これには驚かされました。
確かに、何ごとも自分の考え方次第なのだろうと思います。たとえドッペルゲンガーに出会ってしまっても、明るく対応できるようになりたいものです。

実は、わたしも、今となればあれは確実にドッペルゲンガーだったと思われるものに出会った経験があります。
学生時代のことでした。
睡眠中、よく金縛りにかかって苦しい思いをした時期ですが、ある晩、自分自身の姿を外側から見る体験をしました。
 
非常に苦しい眠りであり、うんうん唸りながらベッドから起きて立ち上がりました。何か変な気がしてベッドを振り向くと、そこには寝ている自分自身がいました。
辛い顔をして横たわる自分自身に触れることもできました。
あの、汗ばんだ、生温かな感触を、未だに忘れることができません。

幽体離脱というのか、ドッペルゲンガーというのか。
確かなのは、自分自身に触れることができたということです。

どういう理由でこんなことが起きたやら、わかりません。
ですが、その時、体のほうに強力な吸引力があり、自分の上に被さるようにして、また元のように一つの体になることができました。
 
わたしの場合、この現象の後、死ぬことはありませんでした。無事に成人し、今に至ります。
ただ、色々な大きな出来事があったのは確かです。
そう考えると、ドッペルゲンガーは、やはり、近い未来の出来事を伝えるために現れるものなのかもしれません。

ドッペルゲンガーは取り扱い注意物件なのだと思います。
出会ってしまい、ネガティブにとらえると悪いことが起き、落命するとされます。
何か大きな出来事を伝えにきてくれているはずなので、現れたら「これから何か起きるな」と思えば良いのでしょう。

しかし、自分に置き換えてかんがえると、万一出会ってしまった場合、怖いと感じてしまいそうです。
だいたいの人がそうではないでしょうか。ドッペルゲンガーに出会ったら笑顔で挨拶し、ハグまでできる人など、そうそういるでしょうか。
 
なるべくなら、出会わずにいたいものです。
超絶ラッキーなことなのか、死か。
ドッペルゲンガーの後で起きる出来事は、あまりにも大きくて、受け取る側も覚悟が必要なようです。
 
超常現象として考えるならば、かなり容赦のない現象だと思うのですが、いかがでしょうか。

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