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このところ軍事的緊張を強めるトルコの落としどころはあるのか?

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もともとトルコはNATO家計国でもあり、一応西側諸国の一員と思えていたのだが、このところのニュースからは世界中を敵に回しそうな印象を受ける。

そもそもトルコはアメリカの逆鱗に触れつつもロシアを通じてS-400ミサイルの導入を強行し、これにより予定されていたF-35AライトニングⅡ戦闘機の導入を停止させられた。
こうした点は確かにNATO加盟国でありながらロシア製の兵器を導入するのは、アメリカのご機嫌を損ねるのは当然としても、まあインドなどを見ても東西の兵器を導入している例もあり、今ほど強硬な軍事路線に訴えるとまでは思い至らなかった。

しかし2020年5月にはかねてから排他的経済水域を巡って利害が対立するギリシャのヘリをトルコのF-16戦闘機が追い回したことが報じられ、これに怒ったギリシャがミラージュ2000-5 Mk.2戦闘機をスクランブル発進させて、あわや戦闘機同紙の空中戦かという事態まで引き起こしている。ギリシャに対してトルコは一方的に東地中海の油田開発を宣言しており、水上戦闘艦による衝突の可能性も高まってきている。

さらにトルコはリビアの暫定政府を支援し、一部の兵力を同国に展開しているが、ここにきてエジプトが対立する犯リビア政府支援の動きを強め、リビアとの国境にMIAIエイブラムス戦車を集結させているとも伝えられ、エジプト軍との陸上戦の恐れも浮上してきた。

■NATOの軍事演習に参加したトルコ陸軍兵士PH1 Timm Duckworth, USN. / Public domain

トルコは現状ではリビアには旧式の戦闘車両しか投入していないようだが、本国にはレオパルト2A4戦車を保有していることから、遂にエイブラムス対レオパルトの西側同世代戦車の直接対決になるのかと一部のマニアの間では注目が高まってきている。

かつて紀伊半島沖でトルコの軍艦の遭難救助を日本が行ったことから、トルコは日本人が思う以上に親日的な国とも言われているが、今現在の他国との軍事敵緊張の悪化は、まるでかつての第一次世界大戦時のドイツを思わせるほどの危険な匂いを感じてしまう。

※画像は一部イメージです。

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