今回紹介するのは、1990年にデータイーストから発表されたアーケードタイトル、横スクロールアクションゲーム「エドワードランディ」。1930年代のヨーロッパを舞台に、超科学モノのSFスチームパンク系の世界観で構成され、キャッチコピーが「いきなりクライマックス」「冒険百連発」。
B級映画テイストで文字通りの息を突かせぬ大冒険、まるでインディーズシリーズを彷彿させる、いかにもデコゲーなノリなゲームなのです。
あらすじ
舞台となる世界は1930年代、ヨーロッパのとある国。
覇怪魔人と呼ばれ独自の施設軍隊を持つ、世間を騒がせるその怪人は極秘裏に世界を破滅へと追いやる大量破壊兵器の研究を進めていたのです。そして、とある科学者が研究していた超物質「プリズム」を奪取しようと企むのですが、科学者は自身の孫娘であるシャルロッテにそれを託します。怪人と施設軍隊に追われ、命からがらに逃げ延びたシャルロッテ。
追手の追跡は執拗のなか、冒険家エドワード・ランディの家へと迷い込んでしまいます。
突如として世界を巡る陰謀と騒動に巻き込まれてしまったランディは、シャルロッテを守る為に奮闘。
まさにこれぞ冒険活劇と思えるような内容でゲームは進んでいきます。
このゲームの魅力
レバー操作で攻撃ボタンとジャンプボタンで操作し、武器の鞭を振りながら、スライディングやダッシュ、ジャンプ中に踏みつけ、ランディが持つ鞭の先端を引っ掛け大回転攻撃など、実に多種多彩なアクションが出来るところが本作の売り。
また本作においての最大の特徴なのが、ゲーム内の得点が主人公の体力となり、敵を倒して得点を増やしていけば体力が回復していき、ダメージを受ければ体力と得点が下がるという、斬新なアイデアが盛り込まれていました。
当然に筆者は夢中になっていたのですが、あまりにも難しくクリアできませんでした。
内容からOVAになってくれればと思ったのですが、斬新なシステムが仇になり全く一般受けをせず、どちらかと言えばバカゲーやクソゲーの分類。家庭用ゲーム機の移植も立ち消えになってしまい、知る人ぞ知る名作になってしまった作品なのです。
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