2018年6月、1944年の「史上最大の作戦」ノルマンディ上陸作戦から74年目を迎えました。
この戦いを含め、連合軍の反抗作戦を指揮した最高司令官「アイク」、これぞ大器晩成!という軍歴をご紹介します。
「アイク」ことドワイド・D・アイゼンハワーはアメリカ陸軍にあって、1920年に少佐になってから中佐に昇進するまで16年もの期間を要しました。第二次世界大戦勃発時にはまだ中佐にすぎなかったのです。

■ 少佐時代のアイゼンハワー
National Archives and Records Administration [Public domain], via Wikimedia Commons
これはアメリカ陸軍史上でも空前の記録となります。
彼はこの昇進によって1945年の末までに、ヨーロッパ戦線における450万人の連合軍全軍の頂点に立つ最高司令官になります。

■ 右からオマール・ブラッドレー、アイゼンハワー、ジョージ・パットン
From army.mil, and now in the National Archives. [Public domain], via Wikimedia Commons
戦略上チャーチルやモントゴメリーとは合意できない部分がありつつも、彼らとの関係を保持しつつ自身およびアメリカの目標を達成していき、さらにアイゼンハワーは、ゲオルギー・ジューコフのようなソ連の司令官やヨシフ・スターリンとも直接の交渉を行うこともありました。

■ アメリカ合衆国 第34代大統領 ドワイト・D・アイゼンハワー
White House [Public domain], via Wikimedia Commons
このため一般の将兵からも高い人気を得、後のアメリカ大統領にすら就任することになるカリスマ性を発揮したのでした。
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