今回は2007年に放映され、美少女ガンアクション三部作の最終作と言われている「エル・カザド」を紹介したいと思います。
「エル・カザド」は「ノワール」と「MADLAX」の流れを組む、真下耕一監督の美少女ガンアクション三部作の最終作。他の作品との関連性はありませんが、前作に比べてライトな雰囲気にある作品です。
ストーリーは、天才的な頭脳を持つ物理学者ハインツ・シュナイダー殺害の容疑者エリス。裏社会で巨額の賞金が懸けられます。荒くれ者の賞金稼ぎが血眼になり、彼女の行方を追い求めていた中、女だてらに賞金稼ぎを営むナディは、ふと立ち寄ったメキシコの田舎町にて賞金首のエリスを見つけるのでした。
しかし命を狙われている事に覚える様子も無く、マイペースにナディを振り回しながら、驚異的な身体能力で逃げてしまいます。そんな彼女を匿っていた、親代わりである占い師のサルマに彼女を託され、南に向かわなければいけないとするエリスを守る事になりながら、共に南へと向かう事になってしまいます。
エリスには恐るべき隠された秘密があり、それは世界を揺るがしかねない「プロジェクト・リヴァイアサン」に関わっていた事をナディは知ります。エリスの存在は世界に許されないと、権力者達に存在を認められない少女を守る為に、ナディは損得無しで彼女を守る事を決め、旅の終着地でもある「ウイニャイマルカ」へと向かう事になります。
この物語はノワールやマドラックスの様なシリアスな雰囲気はあるも、ナディの陽気で前向きな生き方と、そんな彼女に惹かれていくエリスの純粋な想いが見どころとなる内容となっており、前向きに生きる事の渇望を楽しませてくれる作品でありました。
またナディの持つ古いコルトガバメントの印象が強く、筆者がコルトガバメント好きな事もあり、彼女の存在は非常にツボでもありました。
明るいメキシカン風のガンアクションのノリで進む、美少女アニメとして楽しめる作品です!
エル・カザド (C) ビィートレイン/ビクターエンタテインメント・Project Leviathan
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