アメリカのNBCニュースは2018年9月11日、キューバや中国に駐在しているアメリカの外交官が正体不明の攻撃を受け、難聴や睡眠障害などの健康被害を受けたとされる問題で、アメリカ政府情報機関筋が「主犯はロシア」と推測していることを報じました。
報道によれば最終の結論ではないとしつつも、連邦捜査局(FBI)や中央情報局(CIA)が得ている通信傍受等の情報からロシアの関与が浮上したもので、当局者はNBCに対し、「意図的行為だったと考えざるを得ない」との認識を示したそうです。
キューバの首都ハバナでは2016~17年にかけて、20人以上のアメリカ政府の職員が、自宅やホテルで脳損傷などの被害を被ったとしています。当初は音波による攻撃が疑われたが、FBIによると音波自体は健康被害をもたらさないとして「マイクロ波やその他の電磁波兵器が使用された可能性が高い」と推測しているそうです。
2018年5月には、中国広州市のアメリカ総領事館勤務の職員1人も同様の被害に遭っていたことが分かったとされています。
何かオカルトまがいな眉唾な話のようで、元ネタを調べてみたところ、9月3日のCNNのニュースによれば、アメリカの政府高官がCNNに語ったところによると、調査担当者が被害遭遇したという建物を解体し調査したが、音響装置などは発見できなかった。
捜査当局は付近から照射されたマイクロ波が原因だったとの見方を強め、正体不明の音響は、このマイクロ波攻撃を隠蔽する手段だったと推測している・・・という内容でした。
如何にも眉唾な陰謀論っぽい話で、やはり何の確証もない話のようですが、シリアの紛争や、先のボストーク演習などで緊張を強めるロシアに対して、何かしら批判の材料を見つけたいとするアメリカ政府が発表した稚拙なデマなんでしょうね。
ネットではアメリカ政府も認めた「指向性兵器」とオカルト路線まっしぐらな人達が盛り上がっているようですが、「ゴールデンカムイ」の石川啄木が言うように「イエロージャーナリズム」は怖いですね?
※写真はイメージです。
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