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護衛艦「いずも」の航空母艦化

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2018年12月初旬、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の航空母艦化が与党の自公民で合意。

最新鋭のF-35Bステルス戦闘機を運用可能にすることで、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」は憲法が保有を禁じた専守防衛に反する存在になるのか?。与党の自民党と公明党は政治的なプレゼンスとして「いずも」型護衛艦を改修してF-35Bステルス戦闘機を運用しても昨今の国際的な情勢や軍事技術上からも、憲法が保有を禁じるものではないとする解釈で合意しました。

F-35Bステルス戦闘機は、STOVL機と呼ばれる短距離で発艦が可能で、垂直での着艦が可能な戦闘機です。機体中央に位置するファンから、下に向けた風を送りだし、加えてエンジン噴射を同じく下方に噴出させることで短い距離での発艦と垂直方向での着艦が可能な仕組みとなっています。

護衛艦「いずも」は、現状でも全通甲板を完備しているものの、対潜用のヘリコプターを搭載する設計で建造された軍艦です。このためF-35Bステルス戦闘機を艦載機として運用するためには、まず着艦時にエンジンの高熱の排気に甲板を耐え得るように改修することが必須となります。

護衛艦「いずも」にそうした改修を施した場合に積載が可能なF-35Bステルス戦闘機は、約12機から14機と考えられています。しかしこの存在は極めて重要度の高いものとなりそうです。なぜならアメリカ海軍でも現時点で、太平洋の西側・インド洋においてF-35Bステルス戦闘機を搭載している軍艦は、佐世保を本拠地とした強襲揚陸艦ワスプの1隻しか存在していないためです。

■ ワスプ級強襲揚陸艦
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Mark R. Alvarez [Public domain], via Wikimedia Commons

F-35Bステルス戦闘機の運用に関しては、必要性が生じた際に艦艇(いずも)から運用を出来るようにすることが今回発表されたの「平成31年度以降に係る防衛大綱の骨子(案)」には記されており、F-35Bステルス戦闘機は通常は地上基地を使用し、必要な際に「いずも」に積載・運用するものとされています。政府の憲法上への建前も分かりますが、苦しい説明とも受け取れます。

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