さて今回ご紹介するゲーム作品は、のちのバイオハザードの原型ともなる、1989年にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ用のゲームソフト「スウィートホーム」を紹介したいと思います。
「バイオハザード」の元祖と言ってしまうと何か大げさなイメージがありますが、この制作に関わったスタッフには、後のバイオハザードシリーズを手掛けるスタッフが多数参加しております。
ファミコンの要領で描いたホラー映画の怖さを見事に演出し、不気味なる洋館からモンスターの魔の手をかいくぐり、無事に生還を果たすまでを描いた今作は、後のバイオハザードの原型になったと言える程に、作り込みとやり込み要素のある作品とも言えます。
この作品は伊丹十三監督のホラー映画の「スウィートホーム」を題材にしております。
あらすじは、天才的なフレスコ画家である間宮一郎の洋館へと取材に入り込んでしまった、テレビ局スタッフの星野和夫(ほしの かずお)に、早川秋子(はやかわ あきこ)と、田口亮(たぐちりょう)と、アスカ、そして偶然についてきてしまった和夫の娘の星野エミ(ほしのエミ)と共に力を負わせ、亡霊となった間宮夫人の魔の手から洋館を脱出する内容となっています。
この作品が出た当時は、ファミコンのRPG全盛期の時代でもあり、このゲームもご多分に漏れずにRPGとして製作されました。
このゲームの特色は主人公達にはそれぞれの固定アイテムがあり、また所持できるアイテムの量が決まっているので、戦略性を持って進めなくてはいけない要素であり、ただモンスターを倒してレベルを稼ぐ、単調なRPG要素を排した上級者向けなRPGでした。
そしてこのゲームの最大に売りとなるのは、やはり、死んだ人間が生き返らない事です。さらにキャラクターが死んでしまう際に、死亡の演出などが凝っており、ホラー映画さながらの緊張感が込められ、非常に緊張感のあるゲームでもありました。
怖さ満点なファミコンのホラーゲーム。
今もなおも怖く感じられる、そんな作品です。
■FC『スウィートホーム』クリア ♯486
ホラー作品はゾンビモノが好きで、ゾンビにはショットガンが有効だと、いざと言う時はショットガンを手に、ゾンビを無双したいと思っていますが、実際はすぐにゾンビの仲間入りをしてしまいそうな立ち位置にいますが、よろしくお願いいたします。
(C) 1989 スウィートホーム イーティー CAPCOM
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