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津波で失われた漁村に存在した七不思議

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これは、私が以前に住んでいた町にあった七不思議です。
あえて地名は伏せますが、町の歴史は古く、名前には江戸時代の殿様が関わっていた程で、漁業や農業、近年は観光をメインの産業にしています。
それだけ歴史がある町で、当たり前のように非科学的な噂が飛び交っていた、否、いまでもまことしやかに囁きつづいているのです。

目次

1. 小学校に存在する鶴塚

小学校には鶴塚と呼ばれる塚がありました。
地名などが絡んでそう呼ばれていたと記憶していますが、鶴塚は他にもいくつか存在します。

そして小学生の間では、その鶴塚に秘密があると噂になっていました。
鶴塚のどれかの地下に、鶴が埋めれていて、それを見つけたら死ぬ・・・

なんの理由で鶴が埋められたか、どうして呪われるのかの由来は解りませんが、子供たちの間ではそう噂されていました。

2.河川敷の松にぶら下がる首吊り死体

町は海に流れる大きな川があり、河川敷には10本ほどのとても高い松の木が並んでいました。
そこにはあるうわさがあり、枝は人が届く場所にないのに、そこには首つり死体が見えると。

霊感がある人は良く見えてしまうようで、見えてしまった人は不幸になる、自殺すると言われています。

3.ピエロの家

田んぼに囲まれた火葬場があり、その近くにポツンと赤い屋根の洋風の三角屋根の家がありました。
その家は画家が住んでいて、ある日気が狂って家族を惨殺しました。
その時、内装の白い壁は真っ赤に染まり、父親も自殺したそうです。

興味本位で、この家に入った人は狂ってしまうと言われています。

4.海の神様

この町は漁業が大きな産業ということもあり、漁師は海の神様への信仰を欠かしません。
漁で沖に出るとき、必ず神様用に作った小さなおにぎりを海に投げ入れ、神様に大漁を祈りました。

ある日神様へのおにぎりを忘れた漁師がいました。
漁師はその日から高熱を出し、何をしても熱が下がらず家族は困りました。
困った家族は、近くの〇〇さんと呼ばれる祈祷師に相談しました。

祈祷師はおにぎりを備えるように言い、家族がおにぎりを備えると高熱はすぐにひきました。
それから漁師たちは、一層のこと神様への信仰を強くしたようです。

5.祈祷師の〇〇さん

海の神様で登場した祈祷師の〇〇さんは、生まれも出身もわからない人です。
住宅街の中に家があるですが、大きな鳥居が門の前にあり、その庭に小さな神社があり、お稲荷さんの置物と賽銭箱が置いてありました。

祈祷師も年には勝てずに病にかかり、来客を返すときにぽっくりとなくなってしまったそうです。
その祈祷師は、海に関する悪いものを背負っていたいわれますが、漁師と漁師の家族しか知らないことのようです。

6.橋の人

町の中には複数の河川が通っていて、たくさんの橋があります。
橋に関して近年は特に事故などはなかったのですが、夜に人がいることがあったようです。

しかし、その人はこの世の人ではなく、見たり、話しかけたりするとあの世に連れていかれてしまうと言われているのです。

7.忘れ去られた神様

町には小さな山があり、その上には過去に津波で亡くなった人の石碑があります。
それを忘れてしまったから、東日本大震災のとき津波から逃げ延びることができなかったのだ・・・と言われています。

最後に

どこにもありそうな内容から、土着信仰が関係するものもある七不思議。
特にこの町は閉鎖的で漁師という職業が絡むものがありました。

東日本大震災の津波で風景は変わり、流れてしまった町や人と共に存在を継続できなくなったものもあります。
ですが、今でも怨念めいたものを感じます。

※画像はイメージです。

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