フリーメイソンは秘密結社でなく、ただの都市伝説であった?
日本では「フリーメイソン」を秘密結社として語り継がれています。この秘密結社はなぜ都市伝説として恐れられているのでしょうか?
今回はフリーメイソンについて考察していきます。
フリーメイソンに入会するには「アジト」で特別な儀式を持って会員となります。
この儀式こそがフリーメイソンを秘密結社として有名にしている理由だと考えます。
全世界はフリーメイソンに支配されていると言われています。アメリカの1ドル札の裏側にピラミッドと目があります。このデザインは確かにフリーメイソンを表していることも事実です。
ワシントンやペリー、マッカーサーもフリーメイソンの一員だったことも事実です。彼らは歴史的に人々の上に君臨して時代をリードしてきたことも事実です。
果たしてフリーメイソンは世界を支配する秘密結社なのでしょうか?
フリーメイソンの起源は中世ヨーロッパにあります。当時のヨーロッパの建築物は石造りでした。そのレンガ職人の集まりがフリーメイソンです。
その本部はロンドンにグランド・ロッジを拠点としていました。その特徴は特定の宗教を問わない点に注目することができます。
キリスト教の支配下にあるヨーロッパで無宗教的組織が存在することが日本人には理解できないと言われています。しかし、厳密にはヨーロッパでのコミュ二ティは「教会」と「サロン」しかありませんでした。教会では聖書の教義のもと生活を律するものでした。
サロンは一部の王侯貴族の集まりで一般市民とは無関係の存在でしかありません。このような環境の中から新しい市民のコミュ二ティとしてフリーメイソンが誕生しました。この流れはアメリカ建国時の民衆にも引き継がれて欧米で爆発的に知られることになったのです。
キリスト教の教義に洗礼(バブテスト)という神聖な儀式があることからフリーメイソンの入会儀式に違和感なく受け入れられました。実は欧米ではこの新しいコミュ二ティであるフリーメイソンは秘密結社として語られていないことが真実です。
世界の中でフリーメイソンを謎の秘密結社として認識しているのは日本だけなのです。
なぜ日本だけが都市伝説としてフリーメイソンが語られるのでしょうか?
これは日本人が宗教に無頓着であることが原因です。先述にもあるようにフリーメイソンは宗教から独立したコミュ二ティです。この宗教から離れた組織が洗礼のような秘密の儀式を行うことが日本人にとって謎を深めるのです。
フリーメイソンに入会するには「ロッジに出向く→目隠しをする→リーダーの前に座る→宣誓する→目隠しを外す」となります。この一連の儀式が日本人には理解できないところに秘密結社のイメージが定着するのです。つまり、日本人はフリーメイソンが欧米の新しいコミュ二ティであることを理解していないため謎の秘密結社として捉えていたのです。
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