「これからコンバット」は小西ゆいののサバイバルゲームを通して成長していく様が描かれた。
サバゲの初心者でも経験者でも、お好きな方なら共感できるナイスな漫画です。
主人公の小西ゆいは、会社に勤める普通のOLでした。
ある日、彼女の部署に千石という同僚の子が異動でやって来ます。
千石は仕事は出来るのですが、社内で馴染まない浮いた存在。
そして定時になると、怪しいアタッシュケースをもって一目散に帰社しています。
不審に思ったゆいは、ある日こっそりっりとアタッシュケースの中を盗み見ると中には拳銃が?!
疑惑を感じたゆいは、仕事帰りのは千石を尾行し、行き着いた先はインドアサバイバルゲームフィールドだった!!
ここからゆいのサバイバルゲームにのめり込み遊んでいく生活がスタートします。
ゆいを取り巻く周りの人間も個性的で面白く、様々な人間に関わり巻き込んで、次第に腕を上げていきます。
私はこの漫画は同じサバイバルゲーム仲間の一人から勧められて読みました。
「プレイヤー目線で色々共感できる部分もあって、なかなかない最高のサバゲー漫画だぞ!」と言われて本当かな?と思って読んだのでとてもハマりました。
屋内フィールドから屋外フィールドと話は広がっていき、ライフルや様々なハンドガンも出てきて、サバゲーをしていく中で、ゆいの人間関係や人間的な・・・サバゲにハマっていき、ある意味ダメな方向への成長が見えてきてなかなか笑える作品で、よく取材や研究されているなと感心した覚えがありました。
ゆいは最初の銃をほとんどフィーリングでMP5を選択しました。最近のサバゲではあまり見かけなくなったように思いますが、初心が扱うのであればなかなかの物。いい銃に巡り合えたなと思います。
また、舞台になる場所が実在する秋葉原のtamtamだったり、埼玉のかってあったインドアフィールド「BLAM!」というのもリアルで良いところです。
ゆいの成長も最初はたるいかなと思いましたが、ゆっくり自分なりに成長していく様が、素早く力を付けていくだけが楽しみではなく、自分のペースを保ちながら前を向き合っていくのが、ゲームでも実生活でも大切なんだな。自分はどうかな?と振り返ることができた作品でした。
最終の7巻ではメンバーの進歩、ライバルとの最終対決でリベンジ。もう熱かったです。7巻で終わってしまうのがとても残念でした。
いい作品なのでサバゲーを始めようとしている方には、ぜひ一度読んでみるのをおススメしています。個人的に続編やスピンオフしないかなと思っています。
それだけ、サバゲーを詳しく楽しく描かれた漫画です。
ゲームばかりでなくギャグ要素もあり、女の子たちも可愛くて魅力的で、主人公が女性という点も良かったですね。
この作品を読み終わると「サバゲーで遊びたい。行きたい!」と毎回思わせてくれ、ワクワク、ドキドキ感がありました。
これからコンバット。是非とも読んでいただきたいおススメ作品です。
(C) これからコンバット 森尾正博 週刊漫画TIMES/芳文社
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