不幸の手紙は、昭和時代に小中学生の間でブームを起こした、いわゆる「チェーンメール」。
「不幸の手紙」、誰でも1度は聞いた事がある不幸の手紙。
携帯電話の普及から手紙で連絡する事が少なくなった現代では、もはや都市伝説となりつつあるようです。
しかし、不幸の手紙は、今も日本の何処かで送られているそうです。
1番最初に送った人は、誰なんでしょうか?
始まりの原因は、まさかの手紙だったといわれています。
不幸の手紙とは
知らない人もいる今、内容を簡単に説明します。
不幸の手紙というのは、家に「手紙」か「ハガキ」が届きます。
送られて来た人の名前と住所が書かれていて、知っている人からの手紙と思うのですが差出人は仮名。
そして裏を見ると・・・
「この手紙は不幸の手紙です。書かれている内容の事を、OO月OO日までに100人に送って下さい。」
「送らなかったOO市に住むOOさんは、交通事故に遭い死にました。」
と、こういった内容になります。
これを見た人は、心理的にも不安になり恐怖を感じる人も多く、本当に100人に手紙を送るケースもあったようです。
始まりは昭和45年頃?
不幸の手紙が始まったのは「昭和45年」頃といわれていて、それを証明するかのような1枚の手紙が残されています。
書き出しに、
「この手紙は、イタズラではありません」
と、送られた人が本気にする言葉も。
1970年代は、一家に1台テレビといった感じで生活も安定してきた頃です。
この時代に不幸の手紙が、少しずつ流行り出し全国へ浸透して行きます。
そして、徐々に小学生の間でも話題になり、学校によっては「禁止」とされるケースもあるほどでした。
「幸福の手紙」の最初?
最初に書いた人は、中学生~20歳以上と噂でしかなく、はっきりしませんが、人間関係で上手く行かない人が、嫌な相手への報復の為に出したとされています。
そして、不幸の手紙の起源として「幸福の手紙」という物があり、大正11年頃に日本で流行した事実があるようです。
内容は不幸の手紙に近いのですが、違いは不幸ではなく、幸運が巡って来ることでしょう。
この幸運の手紙から、数十年後、不幸の手紙へと変貌したといわれています。
不幸と幸福は、似ていそうで全く異なる現実です。
どちらを受け取っても、嘘ぽく信じる人は減りつつある現在。
しかし世の中には、人を騙す不安にさせる事を行う人はいるので気を付けたいものです。
※画像はイメージです。
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