「フューリー」は、ブラッド・ピットが主演した2014年のアメリカの戦争映画です。
デヴィッド・エアー監督・脚本にて、第二次世界大戦時代の西部戦線でのアメリカ軍とドイツ軍の戦闘を描いています。ここで戦車兵のベテラン軍曹役であるブラピの使用している銃が少し面白いのです。
その銃とはドイツ軍より鹵獲したであろう、「Stg44」です。ナチス・ドイツによって量産された軽量自動小銃であり、現代的なアサルトライフルの原形の一つとみなされているマニアには有名な銃です。
製造時期によりMP43、MP44の名称があり、この銃は現在では世界各国の歩兵装備の中心であるアサルトライフル(突撃銃)の元祖で、当時、騎兵銃、短機関銃、自動小銃を融合した特性を合わせ持つ銃として開発されました。
使用する弾薬は、従来のドイツ陸軍の標準Kar98k小銃などに用いられていた7.92x57mmモーゼル弾ではなく、これより短い7.92x33mmクルツ弾でした。これには、装薬量を減らし射程を短めに設定する狙いがあり、小型の弾薬とすることで兵士1人あたりが携行できる弾数を増やし、銃自体の発射時の反動を抑える目的があったのです。
この特性から、いわゆる短機関銃のような全自動射撃での運用と、小銃のような単発での狙撃用途の2種類の運用を実現していた事が、近代小銃の元祖と言われるゆえんかと思われます。
製造時期によりMP43、MP44、StG44と異なる名称がありますが、細部の改良がを加えられていたのみで本質的には同一の小銃でです。最終的にはStG44として量産されました。
StG44はSturmgewehr 44の略称である。このSturmgewehrシュトゥルム・ゲヴェーア(Sturm=「強襲・突撃」、Gewehr=「銃」)という言葉は英語圏においてAssault Rifleアサルト・ライフル(突撃・銃)と訳され、後にStG44と同種の武器を表す言葉として広く用いられるものとなった。
現代の軍隊で使用されているアサルトライフルの特徴を備えており、作動方式はガスオペレーション式で、セミオート(単発)とフルオート(連発)を切り替えられる。
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