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我路町で起こる心霊現象と怪現象

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北海道美唄市の我路町は炭鉱開発とともに発展しますが、美唄炭鉱の閉山により衰退してしまいました。現在ではほとんど住民がいないので、ゴーストタウンといっても過言ではない町。

静かに滅びゆくはずだったのが、いつしか心霊スポットとして知れ渡り、行けば何らかの怪奇現象に遭遇すると言われるまでになったのです。
今回は「我路町」について考察したいと思います。

目次

我路町とは?

我路町は北海道美唄市にあります。美唄市はかつて炭鉱で栄え、最盛期には16万人もの人々が暮らし、我路町にも約3千人住んでいました。しかし炭鉱業が撤退に伴い美唄市全体で約2万3千人まで落ち込み、我路町に至っては6世帯の13人。そのほとんどが高齢で老人ホームなどの施設に入っている人もいると聞きますので、実際に居住しているの方はほとんどいないと思われます。

このゴーストタウンと化した町に「円形校舎」という北海道でも有数な心霊スポットあり、ネットやTV番組で多く取り上げられますが・・・円形校舎は心霊スポットの一角でしかありません。町全体が心霊スポット化したと言われ、道内はもとより、道外からも多くの見学者が訪れているのです。

いくつかの理由

町が衰退していく中で亡くなってしまった人々に対し、敬意や供養が疎かになっていったのが一番の原因ではないかといわれています。お寺やお墓、炭鉱事故で亡くなった方の慰霊碑などへのお参りなどが、人口の衰退と高齢化に伴ってお参りができなくなり、その風習自体を受け継いでいない世帯もあるといわれています。そういった理由から、未だに成仏しきれない霊や負の念に引き寄せられて霊が集まるようになっていると元地元の方から聞いたことがあります。

そして我路町には未だ成仏しきれていない霊が多いといわれ、原因は炭鉱での事故が多かった為だと言われています。
1926年(昭和2年)ガス爆発で少なくても39人が死亡、1941年(昭和16年)ガス・炭塵爆発で最多の約177人の死亡、1944年(昭和19年)にガス爆発事故で97人の死亡を確認し12名が行方不明、のちに死亡扱いに。

事故が多かった原因としては炭鉱が盛んになるにつれ人手が足りなくなり、未熟な人材を起用しての採掘作業や採算を重視して安全対策をおろそかにした為に、死亡事故が多発したといわれています。
最盛期には3千人近くの住民がいて、大きな炭鉱事故だけでも換算すると325人が亡くなっているのです。我路町の人口の1割以上の人が炭鉱事故で無くなっているという事実、それが原因であるのではないでしょうか?

小さな町に多すぎる心霊スポット

我路の中心部は山に挟まれた谷合の狭くて小さな土地ですが、それとは不釣り合いほど心霊スポットが至る所にあります。
その中で有名な物を紹介します。

我路町炭鉱病院

正式名称は「三菱美唄炭鉱病院」なのですが、いつからか炭鉱病院と略されて言われるようになりました。
先に紹介しました事故で病院に運ばれても助からなかった人が大勢いて、唸り声を出しながら亡くなっていった人も多かったと聞きます。少しでも生にしがみつきながら死んでいく時の念は凄まじいと思います。

廃寺

事故だけではなく病気や寿命などでも人は死んでいきます。現在では廃寺ですが、殆どの場合ここで供養をしていたと聞いています。それが現在廃寺になり、ここで供養されていた人たちはどうなるのでしょうか?

お寺には無縁仏といって身寄りがない人などをまとめて供養される碑があるのですが、聞いた話だとその碑もそのままらしいです。ちなみにここでは首吊り自殺がおおいみたいです。なにか関係があるのでしょうか?
供養されない霊はやはり彷徨ってしまうのでしょうか?

廃神社

2000年ぐらいまで人がいたらしいのですが現在では廃墟になっています。
この神社は近辺で霊症が起きた時、よく除霊に人が来ていたそうなのですが、現在は美唄市内に引っ越してしまいました。

廃旅館

我路には旅館もあったのですが閉山と共に廃業。使われなくなった建物にいつしかホームレスが住み着き、取り壊しの時に退去してくれず交渉が難航していたところ、突然ホームレスが焼身自殺したとされています。違う説だとホームレスごと焼き払う為に「放火した」というゾッとするような話も聞いたことがあります。

廃映画館

炭鉱最盛期に造られた娯楽施設で映画以外でも演劇なども行っていたみたいです。そんな映画館なのですが不審火が起こり一斉に逃げたのですが、扉が引き戸だったために扉に殺到しすぎたために戸を引けず全員焼死してしまったらしいです。
逃げ惑う足音や叫び声、唸り声が夜な夜な聞こえてくるとか・・・

最後に

我路町が街中心霊スポットになった原因は、最盛期に炭鉱事故で多くの犠牲者を出し成仏できな霊がいたにもかかわらず、衰退によって人口減少してしまい、供養がしきれない状態で長年放置され続けたため霊が霊を呼んでしまったのが原因だと推測されます。

この町で特に恐ろしいのは「無断で撮影したり」「建物の中に勝手はいったり」すると神隠しにあってしまうという噂があり、助けることが出来る老人がいたという逸話もあったそうですが、高齢によって老人は既にいないようです・・・本当に何かあった場合は誰にも助けてもらえない。

さらには最近ではクマも出没するという話も聞きますので、出来る限り訪問は控えた方がよいでしょう。

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