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ゴールデンカムイが最終回を迎えた感想!

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2022年、ゴールデンカムイがついに連載を終了。
長きに渡る黄金争奪戦、杉元佐一とアシリパの物語もようやくに終焉を迎えました。

今回は、ゴールデンカムイの最終回について個人的な感想をまとめていきたいと思います。
ネタバレのならない範囲でのまとめで書いていきますので、宜しくお願い致します。

目次

つたない感想ですが

アイヌ秘蔵の金塊を巡り、陸軍第七師団歩兵第27聯隊や蝦夷共和国を再興を目指す土方歳三や永倉新八など、一癖二癖のある面々達と騙し騙されながらに巡る黄金争奪戦。隠し場所を記した刺青人皮を巡り、北海道の至る所に隠れ潜む脱獄囚や、野心を抱く者達と、次なる展開が予測できないに盛り上がっていた本作。
その物語がついに終焉を迎え、杉元やアシリパの旅も終えたと、ひと段落を迎えました。

野心の果てに命を落とした者や、己の想うがままに生き抜いた者や、望みを叶えた者など、様々な終わりを迎えた最終回は、どこか寂しくも、彼らや彼女らが生き抜き、戦い、そして手にした結末であり結果なのだと、実に心打つものがありました。

特に杉元に関しては、ようやくに彼は戦争の呪縛から解放されたのだと、穏やかな顔を見てそう感じられました。
不死身の杉元と、幾度なくに銃弾を受け、刀で斬られ、額を撃ち抜かれと、幾度なくに死線を潜りながらも、戦い抜いた彼。

アシリパもアイヌの未来の為にと、父親のかつての想いを知り、自分が成すべき事、後世に向かって何を遺すのかと、自分の道を見つけ歩み出すと、二人の新たなる旅立ちも、寂しくもあり、希望に満ちた歩みと、力強いものを感じます。

そんな杉元達の仲間として活躍していたムービーメーカーかつギャグキャラでもあり、マスコットでもある白石由竹。
生き残り、新たなる人生をどう生きたのかと思いきや、まさかどこかの国の王様になっていたと、意外な出世を果たしたのは驚きました。

そして筆者が一番に感動したのは、やはり土方歳三の死でした・・・老いてなおもサムライとして戦い、己の野心と野望の為に戦い抜いた彼。若き次世代を担う侍である鯉登音之進との死闘の果てに倒れましたが、サムライとして戦い抜いて果てた姿は、彼が最も望んでいた最後だったのかもしれません。

そしてこの物語の中で最も注目していた鶴見篤四郎・・・彼もまた土方と同じ野心と野望を抱く人間でした。
多くの運命に弄ばれ、己の信ずる道を突き進み、最後の果てにその生涯を終えた彼と、鶴見中尉の活躍もこの作品において語らなければいけない重要人物でもあります。

最後に

これ以上語ればネタバレになってしまうので、あまり多くは語れませんが、金塊を追い求めると、ただ単純な物語ではなく、多くの要素を取り込み織り交ぜた作品として楽しめ、北海道の魅力や歴史に、キャラたちの個性など、実に見ごたえのあるドラマでした。

今は作者である野田サトル先生に、お疲れ様でしたと、次回も期待していますと、告げたい作品です。

著:野田サトル
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いば・よしあきと申します。
ゴールデンカムイで好きなキャラは「土方歳三」です。
老人になっても眼光と野心の衰えない、あの姿に感動を覚えるライターですが、宜しくお願い致します。

(C) ゴールデンカムイ 野田サトル 集英社/ヤングジャンプコミックス

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