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異彩を放つ幽霊城 グラームス城まとめ!

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チリンガム城と言えばオカルト通なら誰もが知っている幽霊城ですね。
「イギリスで一番呪われた城」とも呼ばれているチリンガム城ですが、正確には「イングランドで一番」といったほうがいいでしょう。というのもイギリスは4つの国から成り立つ連合国で、チリンガム城はスコットランドの境界に接したチリンガム村にある城です。

実のところ私たちでも知っているような幽霊城はイングランドとスコットランドのどちらかにしかないんですよね。
そうなるとスコットランドで有名な幽霊城はどこか?
メアリー・スチュアートが監禁されたボースウィック城も広く知られていますが、彼女はアン・ブーリン同様、出現率が高い幽霊です。

そこで今回は異彩を放つ伝説に彩られた幽霊城グラームス城を紹介していきましょう。

目次

スコットランドでもっとも呪われた城・グラームス城とは?

グラームス城はスコットランドのアンガス州・グラームス村にある城です。
この城はイギリス王室と関わりがある城で、たとえば2002年に死去したエリザベス王大后はグラームス城で幼少期を過ごしました。
また次女のマーガレット王女もといスノードン伯爵夫人を出産した場所でもありますね。
いちばん有名なのはやはりシェイクスピアでしょうか。

ここ、グラームス城はシェイクスピアの戯曲「マクベス」の舞台のモデルとしても知られています。
現在はリヨン家、ストラスモア=キングホーン伯爵の居城。
14世紀に当時のスコットランドの王様から与えられてからリヨン家のものではあったものの、現在はカテゴリーAの指定建造物として、また敷地にある広大な庭園や樹木園は希少な景観や植物がある場所としての一面もあります。

一般人にはティールームが解放されており、ディナーや結婚式といったイベントのために貸切ることが可能です。
しかしこのグラームス城の伝説や幽霊のことを知ると、祝い事の場所として利用するのは躊躇してしまいますね。

謎多きグラームス城の伝説と秘密!

グラームス城の伝説はいくつかあります。
その中のいくつかをピックアップします。

グラームスの怪物

三代目の伯爵パトリックから始まったという伝説。
あるとき城の使用人が見つけた扉の先で人間のようなヒキガエルのような生き物を目撃した。
その使用人は当時の伯爵から金を渡されて国を出たという。

グラームス城に住む一族は異形の子どもが生まれる度に城内にある隠し部屋に監禁し、死後は部屋ごとレンガの壁に埋めるらしい。
またこの異形は吸血鬼で、ストラスモア家では一世代に1人は吸血鬼の子どもが生まれるという。

頭蓋骨の部屋

15世紀末、グラームス城の近くでリンゼイ家とオギルヴィ家という2つの家が対立していた。
ある日、オギルヴィ家の人間がグラームス城に保護を求めたものの、当時の伯爵はリンゼイ家と通じていた。
そのためというべきか、伯爵はオギルヴィ家の人間を城に招くとそのまま城の奥へと監禁し餓死させた。

が、何週間も後にオギルヴィ家の人間を閉じ込めた部屋を見てみるとそこには家族の死体を食べて生き残った男が1人いたという。
「グラームスの怪物」はこの「頭蓋骨の部屋」から生まれたという説がある。

タオルがなかった部屋

14代目クロード・ジョージ伯爵の頃になったという話。
グラームス城に招かれた客が伝説に聞く秘密の部屋を見つけてやろうと城の部屋全ての窓にタオルをかけた。
歩ける限りではタオルは完璧に配置した…が、どういうわけか外から見るとタオルがない部屋もある。
これを知った伯爵は激怒したという。

知ってしまえば永遠に幸せでなくなる

これもまた14代目クロード・ジョージ伯爵のお話。
ある日、伯爵は城の秘密をガビン・ラルストンという城の管理人に打ち明けた。
もともとグラームス城を受け継ぐ者たちには城の秘密を継承させる習わしがあるそうだが、その秘密は信頼できる人間に打ち明けられてきたらしい。

さて、打ち明けられたガビンは以降、城には泊まらないことを誓ったという。
のちに15代目伯爵夫人がガビンに城の秘密を教えてほしいとねだったが、ガビンはこう告げるだけだった。
「知らない方が幸せ。もしも知ってしまえば永遠に幸せでなくなります」

ギャンブル狂いのビアーディ伯

3代目伯爵の友人ビアーディ伯は城に招かれてゲームを楽しんでいた。
深夜となり、安息日になってもビアーディ伯はゲームを止めようとしない。
そこに見知らぬ男があらわれて彼とビアーディ伯はゲームをするが、その男は悪魔で、ゲームに負けたビアーディ伯は魂を奪われて死んでしまう。

以降、ビアーディ伯がゲームをしていた部屋では夜な夜なサイコロをする音や賭けに興じる声、恨み言などが聞こえてきた。
あんまりにもうるさかったので部屋はレンガで埋めたのだが、かわりにビアーディ伯が夜の城をさ迷うようになったという。

などと西洋らしいと言えばそれまでですが、なんというか変わっていますよね。
しかしこれはあくまでも伝説。
ビアーディ伯はちょっと別ですけど、グラームス城にはちゃんと幽霊もあらわれますよ。

グラームス城の幽霊まとめ!

グラームス城にあらわれる幽霊たちも何人もおりますので、何人かピックアップして紹介します。

ジャック・ザ・ランナー

2代目グラームス城主の頃にあらわれるようになったと言われる男の幽霊。
グラームス城では黒人の召使いを走らせて「狩り」をするマンハントが行われていたらしく、その結果、この幽霊があらわれるようになったとか。
悪さはせず、ただただ逃げ惑っているという。

グレイ・レディ

城の礼拝堂にあらわれる女性の幽霊。
6代目城主の妻ジャネット・ダグラスであるとされている。
というのもジャネットは夫の死後、当時のスコットランド王によって魔女の疑いがかけられて火あぶりにされたからだ。

何でもジャネットの義父アーチボルトに恨みを抱いており、このままダグラス家を罰しようとしたものの、このことは周りから激しく批難される。
その後王が死んだことにより、ジャネットの名誉は回復。
グレイ・レディは礼拝堂で祈りを捧げる姿が目撃されており、彼女のための席が用意されている。

石の椅子に座る少年

女王の居間のドア近くにある石の椅子に座る少年の幽霊。
少年は悪戯好きな小姓で、罰として「石の椅子に座っているように」と言い渡された。
ある冬の日にもそれが行われたが、城の者たちはすっかり少年のことを忘れてしまっていたという。
「少年のことだからきっと言いつけを破っているだろう」。
そう思っていた城の者たちだったが、その日だけは少年は石の椅子に座っており、夜までずっと座っていた少年は凍死していた。
以来、少年の幽霊が目撃されており、ここで足が躓いたらそれは少年の悪戯だとか。

舌のない女性

口から血を流す女性の幽霊。
自分の顔を指さしながら城内をさ迷う。
彼女の正体は城の秘密を知った召使いで、その秘密をバラそうとしたために舌を切られたとか。

こちらはこちらで、歴史を感じますね。

グラームス城

グラームス城はスコットランドにある城です。
一般人にも公開されているものの、そこには謎に包まれた伝承が語り継がれています。
もちろん城内を歩き回る幽霊たちも!

イギリス王室とも関わりがあるグラームス城で一体何があったのか。
それを知るのは当事者ばかりでしょうが、シェイクスピアが戯曲の舞台としただけあって想像が膨らみますね!

出典・引用
「英国の幽霊城ミステリー」織守きょうや
グラームス城 – Wikipedia など

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featured image:Andy Fotheringhamによる写真

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