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マンデラ効果?幻のファンタ・ゴールデンアップル味

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多くの人の記憶に存在するという「ゴールデンアップル味」・・・果たしてその正体は、単なる勘違いかそれとも別の世界線の記憶か?

目次

マンデラ効果?現実とは違う自分の記憶

「マンデラ効果」という言葉をご存じでしょうか?
自分の頭の中には確かにこうだったという記憶があるのに、それが世間の事実とされている情報とは違う・・・という現象です。

マンデラ効果の語源となるのは、南アフリカの指導者ネルソン・マンデラ氏と言われています。彼が亡くなったのは2013年、しかし80年代に獄中死したという情報を知っている人々が数多く存在していたという不思議な現象があり、それがインターネット上で広まり「マンデラ効果」と呼ばれるようになりました。

この「マンデラ効果」には、人の生死のみならず、映画などのセリフやシーン、様々な作品のキャラクター、事件や地理に関する事など多岐にわたって存在し、様々な議論を呼んでいます。

そんな「現実とは違う自分の記憶」の中でも、最も有名なものをひとつ紹介しましょう。

ゴールデンアップル味は存在したのか?

皆さんご存じ、フルーツ味の炭酸ジュースであるファンタ。
そのファンタに「ゴールデンアップル」という味があった・・・という記憶を持つ人間が複数存在するのです。

「確かにあった、飲んだ記憶もある」そう主張する人間の書き込みが複数ある一方、そんな味は存在しないと反論する人間も多数。ゴールデンアップル味が「存在した」、「存在しない」の議論がインターネット上で巻き起こりとうとう、ファンタの発売元であるコカ・コーラ社がその存在の真否について発表したのです。

その答えは、「日本でゴールデンアップル味という商品を発売した事実はない」というものでした。
ではなぜ、存在しない筈の「ゴールデンアップル味があった」と主張する人間が居るのか考察していきます。

2つの味が混ざった記憶違い説

その疑問への現実的な回答は、「似た名前の味とごっちゃになった記憶違い」だという説です。
実は、このゴールデンアップル味が販売されていたと言われている1970年代中盤。

ファンタには「ゴールデングレープ味」「アップル味」という味が実際にあり販売されていたのです。
この2つの味の名前が記憶の中で結び付いてごっちゃになり、「ゴールデンアップル味」という架空の味が出来てしまったのでは?という説です。

そもそもこの「ゴールデンアップル味」の存在がネットで議論になったのが2000年前後で、発売されていたと言われたのは1970年代中盤。20年以上前に見たジュースの味の名前、記憶がおぼろげになって2つの名前が頭の中で混ざってしまうのも当然?
確かに、そう考えるのが現実的とも言えます。

世界線移動説・パラレルワールドの記憶説

もう一つの原因としてよりオカルト・都市伝説的な観点から提唱されているのが「世界線移動説」です。
今、私たちが生きているのは別の世界世界、SF作品などでもしばしば使われる言葉で言えば「パラレルワールド」。

ゴールデンアップル味の記憶を持っている人間達は本当に「ゴールデンアップル味があった世界線」に住んでいて、その別世界の記憶を引き継いだまま今私たちが住んでいるこの世界、「ゴールデンアップル味のない世界線」にいつの間にか移動していたという説です。

何らかの原因によって2つの世界線が交わり、何人もの人々がその間を移動した、もしかしたら、違う平行線にいる自分を記憶を共有したとも考えられます。別の世界線は、我々が生きている世界線とどう違うのか?向こうとこちらでは、ファンタの味どころではない、もっと大きな違いが起きているとしたら?
もし本当にそうだとしたら、実に面白く興味深い現象です。

ゴールデンアップルの記憶

私は「ファンタ・ゴールデンアップル」があったと思います。
その理由は、子供の頃、コンビニの冷蔵ケースに普通のファンタアップルと並んで売っていて、味の違いはなんだろう?と両方買って飲み比べた記憶があるのです。味はほどんど変わらない「りんご」味だったのですが、「ゴールデンアップル」の方が甘かったと覚えています。

そこで仮説を立てると、ゴールデングレープかパイナップルの記憶違い、もしくは当時横浜に住んでいたこともあり、海外製のファンタ、もしくは模造品を日本の物と並べて売っていた。このどちらかではないかと思うのです。
海外製ファンタの方が、日本よりも味が強い事もあるので、後者ではないかと考えています。

まだまだある、マンデラ効果!

あなたは、「ゴールデンアップル味」についてどんな記憶がありますか?
もしよければ、コメント欄で教えてください。

マンデラ効果は、今回紹介しているゴールデンアップル味以外にも色々なものが存在しているのでぜひ調べてみると面白いですよ。もしもその中に「自分の記憶だと確かにこうだった筈なのに!」というものがあったとしたら、別の世界線の記憶を引き継いだまま移動した、世界線移動という不思議の体験者なのかもしれません。

※画像はイメージです。
featured image:Emilian Robert VicolによるPixabayからの画像

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