さて今日ご紹介する作品は、機動戦士ガンダムの実写版と言われるも、その難易度からクソゲ―と言われ、さらに登場人物のコレジャナイ感がすごく、特にケツ顎シャアのインパクトがものすごい伝説のクソゲ―、「GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH」を紹介したいと思います。
「GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH」とは?
本作は1996年にバンダイ・デジタル・エンタテインメントから、ピピンアットマークとパソコン用のインタラクティブムービーソフトして発売されました。1997年にはバンダイよりPlayStation用ソフトとして発売され、伝説のクソゲ―と呼ばれ、ガンダムファンにとっては黒歴史でもありながら、ネタとして機会があればプレイしてみたいソフトとして知られている名作ならず迷作である逸品です。
素晴らしいアンバランスさ!
ゲームの内容といえば、アニメ「機動戦士ガンダム」のストーリーを元にした、いわゆるキャラクターゲーム。
モビルスーツはCGで描かれ、そのリアルさ?といえば、当時のCG技術がふんだんに利用し、精巧な動きを描いたものだ!と賛辞を贈りたいのですが・・・何故か人物が外国人俳優を起用した実写として描かれ、じつにアンバランスで奇抜な雰囲気の作品となっていました。
そしてなにがおかしいかといえば、登場人物が原作とはまるで違う雰囲気。あの原作では常に冷静で頼りになる、アニキ的な存在「リュウ・ホセイ」が、なぜか陽気な黒人。声優さんは変わらないのに、主人公(アムロ?)にラッキーボウイだぜ!と、ややハイテンション気味に励ましてくるなど・・・実に衝撃的・・・だがしかし・・・それよりも濃い人物がいました。
私もよくよく運のない男だな
それは赤い彗星こと「シャア・アズナブル」。
原作の雰囲気をぶち壊して肥満気味、ケツ顎が特徴な白人男性になっているのです。
実に逞しい雰囲気で、80年代のアレなガンヲタがコミケ(晴海)でコスプレしたようなシャア。
当時あまりの違和感に笑が抑えられず、困りながら遊んでいたものです。
ゲームがクソゲたる訳
そして何よりもこのゲーム最大の特徴であってクソゲたる訳は、選択肢を選ぶ形式のアドベンチャーゲームであること。
アドベンチャーゲームなら、じっくり遊べて良いのでは?と思った方・・・それは違います。
ガンダムに乗り込んで戦闘が始まると、行動の選択画面が出るのですが、移動を上下左右のどちらかに選択しなければいけないのか、また攻撃を回避するのか、それともこちらが攻撃をするのかと、武器で使用する際も、バルカンなのか、もしかしてビームサーベル、いやいやビームライフル、もしや格闘??それとも防御・・・・
どのタイミングでコントローラーを操作して良いのか全く解らず、選択を選ぶ際もほぼノーヒントちょっとでも間違ってしまえば問答無用で即ゲームオーバー。ガンダムの生首がさらされてしまうと・・・ある意味トラウマなゲームでもありました。
クリアするには、ただならぬ根気?と根性?が必要です。ゲームとしかほんと苦行でしかない。
ガンダムタンクに刮目せよ!
このゲームの最大のスゴさ・・・結論からこのゲームを有名にした事・・・それは、ガンダムタンク!
どうしてこうなったかと言えば、ガンダムの脚部が破損し修理が間に合わないので苦肉の策として、ブライトさんが勝手に独自の判断で換装した為。
いやいや普通にガンキャノンかガンタンクで良いのでは?
しかし、このGパーツの組み合わせ、スーパーロボット大戦でハヤトに「大雪山おろし」させる為にある形態ではないでしょうか?と思ってしまうほどですよね。
最後に
続編も予定されていたようで、クリア後にパスワードが出たのですが・・・もちろん続編は作られる事はなく、1作かぎりとなった実写版機動戦士ガンダムの「GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH」。
もう一度プレイする自信はありませんが、衝撃的なゲームだったと紹介したい作品です。
ピピンは実機がほぼ入手種不可能ですが、PS版は中古で数百円ととてもリーズナブルなので、話のネタにはたまた罰ゲームにプレーしてみてはいかがでしょうか?
(C) 1997 GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH Presto Studios/バンダイ
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