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令和初となる護衛艦「はぐろ」が進水

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2019年7月17日、横浜で令和初となる海上自衛隊の最新鋭イージス護衛艦が「はぐろ」と命名され進水式を迎えました。

昨年進水した「まや」型護衛艦の2番艦であり、装備面でも友軍と敵の位置情報などをリアルタイムで共有できる「共同交戦能力」=CECを当初から実装しています。

海上自衛隊が保有するイージス護衛艦はこれで合計8隻となり、北朝鮮のミサイルに対処する「弾道ミサイル防衛」の要として就役すれば数的には目標に到達したことになります。

日本の広い領海をカバーするに当たり、このイージス艦8隻体勢は海上自衛隊の悲願というべきものでいごの建造計画については未定の状況です。

但し最も古いイージス護衛艦「こんごう」は現時点で既に28年の年数を経過しており、延命の近代化改修などであと7年ほど就役予定ではあるもののいずれは代替艦が必要となりそうです。

今回進水した護衛艦「はぐろ」は建造費が凡そ1,730億円と伝えられており、最新鋭のF-35Aステルス戦闘機などが1機約120億円の調達価格である事からすると約15機分。

全長約170m、全幅約21m、満載排水量10,200tという船体の大きさの割には割安な気もします。因みに陸上のイージス・アショアは2基で凡そ6,500億円の費用が予想されておりこれから見ても最新鋭のイージス艦としてリーズナブルに思えます。

排水量が満載で10,000t超えというのは、太平洋戦争の時期でみれば巡洋艦の大きさです。そういえば護衛艦「はぐる」が引き付いて艦名とした旧帝国海軍時代の「羽黒」は妙高型の重巡洋艦でした。

イージス艦の特徴に数えられる複数目標への攻撃も、同時に21個の目標を捕捉できる兵装が施されています。しかし従来の軍艦のイメージと異なり、対艦戦闘には重きが置かれていないことにから、ますます質・量共に増強している中国海軍に対しては「いずも」や「かが」のF-35Bステルス戦闘機の搭載が必須であると感じさせます。

「こんごう」が退役する頃には今のパワーバランスがどのように変化しているのかちょっと気がかりです。

■ 最新鋭イージスシステム搭載 護衛艦「はぐろ」(19/07/17)

※画像はイメージです。
eyecatch source:Hunini [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

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