北海道を代表する観光地でもある函館山ですが、太平洋戦時中はあちこちに要塞が建設され山全体が軍事施設。その中では恐ろしい人体実験や、敵軍兵士の拷問が行われていたと噂されます。
大戦末期にはアメリカ海軍機動部隊による攻撃を受け、多くの市民が亡くなりました。現在も当時の悲劇をうかがえる防空壕や砲台跡が残っています。
函館山のいわく付き場所
あちこちに立入禁止看板が設置されているのは、あまりにも霊の目撃談が多く危険だからという噂があります。個別にも多くの心霊スポットがあるため、主な物を個別に紹介していきます。
拷問部屋
戦時中の地下壕跡が今でも複数残っていますが、その中のいくつかで人体実験や拷問などがおこなわれた痕跡が見つかっていると噂されています。ある地下壕の中には拷問部屋があったとされ、この部屋に入ると悪霊に取り憑かれるという噂があります。
車道の真ん中にある大木
山頂への観光道路の真ん中で、圧倒的な存在感を示している「杉の木」。
明らかに交通の邪魔なので、これまで何度も伐採を試みたそうですが、その度に作業員がケガをしたり機械が故障するなどの怪異が発生。
結局伐採には至らず、危険を示す「!」標識が設置されるだけにとどまっています。不可解な交通事故が多発しているスポットです。
碧血碑(へっけつひ)
明治2(1872)年に起こった箱館戦争の、旧幕府軍の戦死者800名あまりを弔うために建てられたもの。石碑周辺には今でも犠牲者の霊がさまよっていて、夜になると兵士のうめき声が聞こえてきます。
立待岬(たちまちみさき)
津軽海峡を望む絶景スポットの一方、自殺の名所としても知られ、夜には完全に閉鎖され近づくことができません。ここで写真を撮ると軍人の霊に取り憑かれて、崖下へ引きずり込まれる、降りられないはずの崖下に女性が立っていた、など恐怖体験は数々上がっています。
噂を考察、心霊スポットなのか?
戦争絡みの心霊スポットは日本各地にありますが、函館山には今でも関連施設が残っているので、リアリティがあります。
自殺の名所である立待岬や碧血碑が周辺にあるのですが、戦争とは直接の関連はありません。立待岬の自殺者はそれらの霊が犠牲者を求めたとも考えられなくも無いですが、憂国の士を持って亡くなた、いわゆる英霊がそのような事をするかは疑問です。
心霊スポットとしてはともかくとしても、貴重な戦争遺産が多く残っていおり、老朽化が進んでいるため立入禁止看板は年々増えているそうです。また、軍事要塞の時代は約半世紀に渡って一般人の立ち入りが禁止されていたため、現在も希少な動植物が生息しています。
その環境を守るための立入禁止看板でもあるので、絶対に入らないようにしましょう。
※画像はイメージです。
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