日本には数多くの都市伝説があります。
その中でもトイレの花子さんは、1990年代に映画やアニメや映画化もされブームにもなった、最も有名な都市伝説です。
トイレの花子さんとはなんなのか?今だからこそ考察していきます。
トイレの花子さんとは?
トイレの花子さんは、学校の怪談とも呼ばれており、公衆トイレや自宅のトイレには出現しないのが特徴です。
いくつかの説があるのですが、学校の3階の3番目のトイレに出現するとされています。
伝承では誰もいないはずの放課後の学校、校舎の3階にあるトイレの3番目のドアをたたいて、花子さんいますかと呼び掛けると、「はい」と返事をします。その扉を開けると花子さんがいて、トイレに引きずりこまれて行方不明になったり、首を絞められたり、惨殺されるなど噂され、トイレを怖がっている小学生も少なくありませんでした。
花子さんの姿は地方によって異なっていましたが、おかっぱ頭で白いブラウスやシャツ、赤いジャンパースカートが定番です。このスタイルは、厠紙信仰が盛んだった江戸から昭和にかけて、赤と白の少女人形や花をお供えする習慣が元となり、赤と白の服を着た「花子」という少女になったというのが定説のようです。
トレイの花子さんの呼び名に関しても、元は1950年頃に始まった「三番目の花子さん」という、トイレに出る地縛霊の都市伝説が伝わるにつれ、「トイレの花子さん」に定着していったと言われています。
トレイの花子さんの怪談の由来は?
トイレの花子さんの由来については、地方や時代によって多種多様でどれが本当であるか、おそらく誰もしりません。
その中で私の住んでいた地方での噂話を紹介します。
昭和12年、配偶者の不倫が原因で一家心中事件がありました。夫の不倫が原因で、精神的に追い詰められていた母親は、無理心中を図って子供を殺害しようとします。母親から逃れた子供は、家の隣の小学校のトイレに隠れますが、宿直していた用務員は、母親に尋ねられた事もあって、娘が校舎の3階の3番目のトイレに入っているのを教えてしまいます。
正気を失っている母親は、娘をトイレの便器に娘の頭を押しつけて水を流し窒息しさせるのですが、何度も便器で頭を強打したために流血でトイレの中は真っ赤に染まっていた・・・
娘の名前は、花子ではなかったかもしれませんが、この凄惨な事件が元になったと言われていました。
花子さんから身を守る方法
トイレの花子さんは事件に巻き込まれた成仏出来ない子供の霊で、内気な性格で自分から呼び掛けないと返事はしません。花子さんから身を守るための最善の方法は興味本位で花子さんには呼び掛けない事が最善です。
しかし好奇心に負けて呼び出してしまった場合、100点満点の答案を見せると逃げていくなどの噂があります。あくまでも噂で、根拠や理由については不明なので本当か嘘かはわかりませんし、常に100点の答案をもっている事がないので確実ではありません。
最後に
現在の学校のトイレは水洗で明るくきれいになっていますが、昭和の時代のトイレは汲み取り式が多く、トイレは怖い場所だというイメージがあり、噂が増長してしまったのではないでしょうか?
子供時代はトイレが込んでいても、3番目のトイレだけは入らないようにしようと言っていました。それにしてもトイレの花子さんは女子なのですが、男子トイレにも出ると言われていて、なぜだろうと不思議に思ったものです。
90年代中盤にブームが加速して、ポンキッキーズのコーナーで「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」がアニメ放送されたですが、花子さんが人に危害を加える幽霊や妖怪をやっつける、鬼太郎さんポジションでちょっとがっかりしたのを思い出します。
思った事を何でも!ネガティブOK!