MENU

本当にあった?!「羽生蛇村」!とその怪奇現象とは?

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。

「羽生蛇村(はにゅうだむら)この地名にピンとくる方は、少なくないのではないでしょうか。
羽生蛇村とは、2003年に発売された、PlayStation 2用のホラーゲーム『SIREN』の舞台となる村の名前です。

羽生蛇村は「堕辰子」という羽の生えた蛇が神として信仰されており、村独自の風習や伝承が根強く残っています。そして村はたびたび土砂災害に見舞われ、他の地域から隔絶されたような、その村だけ時代が止まったかのような雰囲気が漂っています。

羽生蛇村は戦時中に「33人殺し」と呼ばれる猟奇的殺人事件が起こったことで広く知られています。また、近隣の村からは「神隠し村」と呼ばれるほど、行方不明者も多く出ているとされ、名前の由来でもある「バミューダ―トライアングル」ばりにミステリースポットとなっているのです。

これはあくまでゲームの中の設定ではありますが、実際にこの羽生蛇村のモデルとなった場所が存在することはご存知でしょうか。

小野不由美の小説『屍鬼』の舞台である外場村も元ネタの一つと言われていますが、埼玉県にある廃村「岳集落」がモデルであると言われています。

その岳集落でも、羽生蛇村を彷彿とさせるような怪奇事件が起きているといいます。
今回は、羽生蛇村のモデル岳集落について考察していきたいと思います。

目次

SIRENとは? キャッチコピーは「どうあがいても、絶望。」

『SIREN』は2003年に現ソニーインタラクティブエンタテイメントが発表した、プレイステーション2用の3Dアクションホラーゲームです。

『33人殺し』と呼ばれる、1人の男が村の住民を大量虐殺したという都市伝説がまことしやかに語られる『羽生蛇村』。この事件に興味を持った高校生・須田恭也は深夜、単身で村を訪れます。ところが羽生蛇村付近の山中でマウンテンバイクがパンクし、森を彷徨っているうちに怪しげな儀式を行う村人たちを目撃し、異変に巻き込まれて行きます。

本作では、戦うことに慣れていないキャラクターが、現実でも比較的手に入りやすい鉄パイプなどの武器を使い、シナリオを進めていきます。武器も手に入らないキャラクターもいるため、ステルスをしながらゲームを進めていく展開も少なくありません。

また、「幻視」と呼ばれる、他人の視界をジャックしながら攻略を進めたり、キャラクターが走り続けていると次第に息が切れ、移動速度が落ちてくることなども考慮に入れながらゲームを進めていく必要があります。

閉鎖的な集落が舞台の、土着信仰など当時のゲームには珍しい日本的なテーマや難解なストーリー、独特なゲームシステムで熱狂的な人気を集めました。現在も本作のファンは多く、多くのゲーム実況者が取り上げています。

SIREN (C) 2003 Sony Computer Entertainment Inc.

「羽生蛇村」のモデル、岳集落とは?

本作は、小野不由美の小説『屍鬼』や諸星大二郎の『生命の木』などの作品の影響を色濃く受けていることが知られていますが、前述のとおり、実在する廃村が羽生蛇村のモデルになったと言われています。

モデルになった村は、埼玉県秩父市の浦山地区にある「岳集落(獄集落)」と呼ばれている廃村です。付近の集落から徒歩10~15分ほどに位置しており、徒歩以外で近づくことは困難です。

元々あまり大きな集落ではなく、住民はひっそりと生活をしていましたが、明治時代に木材や炭焼きの業者が村に入ってきたことで集落に変化が出始めました。炭焼き小屋なども多く建てられ、人の出入りが増えたことで村は活気づき、そこそこ賑やかになりましたが、戦後の高度成長期になると若者たちの田舎離れが進み過疎化が進んだと言われています。

image source:はうやし報告記(仮)埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落・嶽集落」と「十二社神社」

1955(昭和30)年時点では10戸44人の人口があったそうですが、現在は廃村となっています。
村の廃屋はほぼ放置され、そのまま残っており、そこで人々が生活をしていた痕跡が生々しく残っています。

村の奥にはしっかりと管理された十二社神社が残されています。
近隣の方が整備をされているのだそうです。

ゲームの世界観のような奇怪な事件が

岳集落は埼玉県内の心霊スポットとしても有名です。夜間、遠くからこの集落の方を見ると人魂のような光が揺らめいているとか、木が風で揺れる時に人の声がする等という噂がささやかれています。

そしてもう1つ。岳集落には「岳集落の六地蔵」と呼ばれる、小さな六体のお地蔵様が祀られています。
岳集落には昔からお地蔵様が祀られており、この六地蔵の横にも大きなお地蔵様がありました。この大きなお地蔵様には昔から「手をつけるとやけどをする」という言われがありました。

いつの頃かは不明ですが、この大きなお地蔵様が「行方不明」になったというのです。

image source:はうやし報告記(仮)埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落・嶽集落」と「十二社神社」

平成25年8月28日午後6時、住所不特定無職の二十代の男性が自ら命を絶つ目的で空き家に侵入し火をつけましたが、怖くなって逃走。同日午後6時40分頃、『山火事だ。捕まえてみろ!』と警察に電話をしました。
火災は集落内を焼く大火事になり、駆け付けた警察が現場から2km離れた駐車場で男を発見し、任意同行した上で非現住建造物等放火の疑いで逮捕しました。

貼り紙の「大火事」はその時のことを指しているのでしょう。

image source:はうやし報告記(仮)埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落・嶽集落」と「十二社神社」

貼り紙はお地蔵様に「帰ってきてください」と呼びかけていますが、これは明らかに盗まれたお地蔵様の返却を求めている内容だと言えます。
お地蔵様はどこに行ってしまったのでしょうか。

そしてもう1つの怪奇

岳集落の様子は現在Googleストリートビューでも見ることができます。廃屋はまだそのまま残っており、そこで人々が生活をしていた痕跡が生々しく残っています。

Googleストリートビューでは、人間の顔や車のナンバープレートは機械学習の自動ぼかしアルゴリズムでぼかされています。
写真はGoogleストリートビューで岳集落を見たものです。画面左手の朽ちた蔵のような建物の土壁は残っていますが、扉には穴が空いています。

この扉の穴の部分をズームアップして見ると、何か映り込んでいるように見えませんか?
そしてそこには、なぜかボカシがかかっています。Googleストリートビューで人の顔にはボカシがかかるのですが・・・。

まさに「心霊スポット」。
映り込んだ「何か」が顔認証されてしまったのかもしれませんね。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
ホラーゲーム『SIREN』のモデルにもなった廃村「岳集落」にまつわる怪現象について紹介しました。

当時の住民たちが生活をしていた痕跡が、そのままの姿で朽ちていく岳集落。人々はどのように日常生活を営んでいたのか、どのような経緯で村を手放したのか、残された物や倒壊しかかった建物からは強い残留思念のようなものを感じます。それが私たちを強く惹きつけるのかもしれません。

さて、岳集落から行方不明になったお地蔵様は今どこにいらっしゃるのでしょう。石のお地蔵様はかなりの重量になるはずですが、誰がどんな目的で村から持ち出したのか、今は知る術もありません。

お地蔵様は再び岳集落に戻ってくるのか、それとも別の場所で新たな「言われ」を残すのか・・・非常に興味をそそられますね。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
¥7,700 (2022/06/19 10:27時点 | Amazon調べ)

SIREN (C) 2003 Sony Computer Entertainment Inc.

岳集落と六地蔵の画像につきまして、はうやし様の許可を得て運営されているブログ「はうやし報告記(仮)」より引用させて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
はうやし様のブログは、廃墟、珍スポ、昭和スポットから、カメラに関しての情報などが盛りだくさん!
youtubeチャンネルもありますので、皆さんも是非ご覧になってください。かなり内容が充実して面白いです!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

どんな事でも感想を書いて!ネガティブも可!

コメント一覧 (1件)

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次