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ドイツ軍に日本人が参戦!?奇想天外な大戦記「ハッピータイガー」

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今回紹介する戦記漫画は、あの小林源文先生が手掛けた、梅本弘先生が原案を担当し、また同作をモチーフに小説化した「ビルマの虎」に続編の「逆襲の虎」の下地にもなった作品が、今回紹介する「ハッピータイガー」です。

大まかなあらすじは以下の様になります。

──1993年。横浜に住み、漫画家として生計を立てていた小林源文先生。締め切りに忙しい中でアシスタントの中村正徳が、ある奇妙な資料を発見します。
それはドイツ軍・機甲師団における敵車両2000両目撃破記念のプレートの授与式の写真資料であり、アドルフ・パイヒルから授与される戦車長ハンス・ゾーレッツSS曹長の記録写真でした。

その写真に映るティーガI型には、幸運を呼ぶまじないである「倒福」の文字が張りつけられていたのです。
そして小林源文先生はある、第二次世界大戦下の奇妙な運命に巻き込まれた日本人の話を、近所のカレー屋にて語り出します。

1939年の昭和14年。
後にノモンハン事件として歴史に記されている戦場から始まります。

ソ連軍の大量の機甲師団を前に、苛烈な攻防戦を繰り広げていた、対戦車砲部隊を指揮していた川島正徳少尉は、押し寄せるソ連軍の前に力尽きてしまい意識を失ってしまいました。
しかしモンゴルの遊牧民に命を助けられ、バートルと名乗りモンゴル人として生活をしていた彼。

何事も無く平和の日々を過ごしていましたが、ある日、ソ連軍の徴発に会ってしまい、自分を助けてくれた一家を助ける為にソ連軍に入隊する事になってしまい、押し寄せるドイツ軍の猛攻にソ連は無謀な人海戦術を敢行し、モスクワ攻防戦にて義勇モンゴル兵達は敗走してしまい、ドイツ軍の捕虜となってしまいます。

強制労働に就かされ、民族浄化の為に射殺されかけたバートルは偶然に通りかかった武装親衛隊に救助されます。

そこにはモスクワ攻防戦にて命を助けたドイツ人・ゾーレッツSS軍曹の部下となり、ドイツ兵としてソ連軍と戦う事になったバートルは、第二次世界大戦に燃えるヨーロッパ戦線を戦い抜く事となっていきます・・・

と、数奇な戦場の運命に巻き込まれ、各戦場を転戦する事になった主人公のバートルは、ドイツ軍人として戦っていく事となると、日本人がドイツ軍として戦っていたと、小林源文先生が第二次世界大戦で戦っていたと言う日本人の老人から聞いた話がモチーフとなり、日本人がドイツ軍の機甲師団の兵士として戦っていたとされる、知られざる戦争の物語として描かれている名作とも言えます。

この作品の中には、小林源文作品にお馴染みの顔となる中村正徳や佐藤大輔先生などが登場し、個性色のある二人の掛け合いが楽しめる作品ともなっています。
読み応えのある戦車戦と、数奇な運命に立ち向かっていく日本人の物語を楽しみたい人におススメできる名作です!

著:小林源文
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いば・よしあきと申します。
戦車はドイツ軍の戦車が好きですが、マニアックな戦車を挙げれば多砲塔戦車などが好きです。
運用上に問題はあるも、強うそうなあのディテールは捨てがたいものがあります。

(C) ハッピータイガー 小林源文 ゲンブンマガジン

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