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呪われた家の真相

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私の田舎には通称「呪われた家」という空き家があります。
この呪われた家は子供の頃から20年以上も、心霊スポットとして存在しているのです。

目次

なぜ心霊スポットになったのか?

私が子供の頃に聞いた話では、両親と小学生二人の4人家族が住んでいて、父親は郵便局員として勤務していました。
父親は配達の傍ら、昼の休憩時間に自宅に帰っていたそうです。

ある日、いつもとは違う時間に休憩で家に立ち寄ると妻の浮気現場に遭遇し、怒りに我を忘れて浮気相手と妻を殺害してしまいます。そこにタイミング悪く帰ってきた子供に見られ二人を殺害、我に返った父親は家族の遺体を集め、一緒の部屋で首つり自殺をした。
それ以降、この家には誰が引っ越してきても長く住む事なく、長らく空き家が続き呪われた家と呼ばれるようになったという経緯だそうです。

心霊スポットなのか?

子供の頃、この話を聞いて肝試しに行ってとても怖かったのを覚えていて、仲間内では誰一人として近づくことがありませんでしたが、ある時から本当にそんなことがあったのか疑問に思うようになりました。

それは社会人になった頃に市議選があり、候補者が事務所として使ったのです。市内では「呪われた家を使ったら絶対に落選だよな」と話題になりましたが、見事に当選したのです。

それからどうしても気になり、図書館で地域の新聞を遡り事件の記事を探しましたがありませんでした。さらに友人の一人が地元警察に勤めていたので事件の有無を確認してもらうと、過去数十年に渡り市内でそのような事件が起きたことはないようです。

噂の真相

呪われた家のウワサの出所までは分かりませんでしたが、この家がなぜ心霊スポットと言われるようになったのかは今でも不明です。
選挙の後から今現在まで空き家となっていて、なぜか借り手がいないようです。

噂の真相としては心霊スポットでないのは間違いないでしょう。ですが、立地条件や地域環境が悪いわけでもなく、近所に空き家が無い住宅地で一軒だけ空き家というのは、人為的な物も含めて不気味さを感じざるを得ないのです。

※画像はイメージです。

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