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シミュレーションゲームの大家「ヘクト」の知られざる名作「ステルス」

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さて皆さんは「ヘクト」を御存じでしょうか?
ヘクトとはマニアックなゲームを発売していた会社で有名で、色々な色物のゲームを世に出した会社でもあります。
「株式道場-実践編-」や「アメリカ大統領選挙」など、実にマニアックなシミュレーションゲームを世に送り出した、知る人ぞ知る「ヘクト」

今回はそのヘクトが御送りする、スーパーファミコン用のミリタリーなシミュレーションゲーム「ステルス」を紹介したいと思います。

「ステルス」は、1992年に発売された作品です。
この作品のジャンルは戦争を題材にしたシミュレーションゲームですが、それまでの戦争を題材にしたゲームの中で、特色な色を持ったシミュレーションゲームでもありました。

それは・・・ベトナム戦争を題材にした作品だったのです。

戦争ゲームは当時「大戦略」や「ファミコンウォーズ」みたく、ユニットを生産する事が当たり前の仕様でしたが、この作品では兵器を生産するのではなく、6人の分隊を指揮し、ベトナムの戦場に潜むベトコンを探し出し、それぞれのステージで課せられる任務を達成していくと、ベトナム戦争のリアルさを追求したシミュレーションゲームとなっています。

(C) 1992 Stealth ヘクト

分隊長を始め隊員達に武器を選び、実際のベトナム戦争に使用された銃火器「M16」や「M14」などを装備させ、その歩兵にあった装備を的確に選び、マップ内に潜んでいるベトコンを殲滅しながら任務を達成していくと、実に凝った内容と製作者側に絶対に濃ゆいミリオタがいると解るくらいに銃火器の設定が細かな作品でもありました。

また装備させれば、その重量で歩兵の移動力や、また命中率が変動するなど単純に強い銃火器を装備させればいいのではなく、そのキャラクターの性質やステータスなどを考慮しなければいけないと、人員のデータを読む戦略面が要求されるゲームでもありました。

(C) 1992 Stealth ヘクト

さらにこのゲームの特徴を挙げれば、一度死んでしまった兵士は二度と生き返らない事です。
鍛えた兵士が不注意で戦死してしまい、任務後に新たな兵士が訪れると、ある種の戦場のリアルさが描かれてもいた作品でもあります。

マニアックすぎて知名度が低く、知る人ぞ知るシミュレーションゲームですが是非ともスーパーファミコンミニに入れてほしいソフトでもあります・・・

いば・よしあきと申します。
シミュレーションゲームではファミコンウォーズなどが好きで、よくプレイをしていました。
ファンタジー系のシミュレーションゲームをプレイする時、いつもこの状況で戦車と航空支援が出来ればと、悶々としていた、そんなミリタリー脳なライターですが、よろしくお願いいたします。

(C) 1992 Stealth ヘクト

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