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ヘミシンク体験例

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ヘミシンクにハマった友人に勧められて、メタミュージックCDを買い漁っていた頃のことです。
毎日のようにヘッドホンをして聞いていたんですが、ヘミシンク関係の本に載っているような超常体験をするでもなく、F35へ行くでもなく、ただただ音楽を楽しんでいるような状況が続いておりました。

目次

チャクラ関係CDを聞きながら

そんなある日、チャクラ関係CDを聞きながらうとうとしていると、不意に視界に黒猫と真昼の月が見えまして。
目をつぶっているのに変だな、しかも視力0.1のド近眼なのに、かなりクリアに見える、幽体離脱するのかな?
漠然と思っているといきなり場面転換するような感じで、どこか別の場所に飛んで行っておりました。

えらく説明が下手で上手く表現できないのですが、気が付くとどこかの湖の上空から湖面へとゆっくり降りて行くところ。全く人気のない、きれいな山の中の湖という感じで、自然がいっぱいで太陽が燦々と輝いている、とても気持ちのいい場所でした。

不思議なんですが、ここで自分は何でもできる、何をしてもいいという感覚がありまして、それならと水の中に入っていったり、遠くに見える鉄橋までテレポートで飛んだり、ということをしておりました。

全能感がヘミシンク

後になって考えてみたら明晰夢だったのかなと思いますが、あの「何でもできるんだ」という全能感はヘミシンクのどこかのフォーカスに入っていたからだったのかもしれません。

面白いことにそんな探索をしている間中、ずっとメタミュージックの曲が聞こえていました。そういえば幽体離脱をしている時は、音というものが殆ど聞こえません。数km先の汽車の音が聞こえるほど静まり返ったド田舎在住のため、そのせいかと思っていましたが聴覚が別のものに切り替わってしまったように、低く唸るような音や鈴のような音しか聞こえなくなるんですね。それと比べると、確かに別の次元に入ってしまったような感じです。

しかし、いくら未知の世界に入り込んでしまったとしても、いつでも引き返せるように、とあちらとこちらを繋ぐ紐としてメタミュージックが聞こえていたのかもと今にして思います。

そういえば、以前ヘミシンクのセッションでF35より遥かに高いF80くらいの場所へ行ってみよう!というのに参加したことがあるのですが、そこにも「音」はありませんでした。静かに山々にしんしんと雪が降り積もっているという感じで、静寂しかなかったんですね。恐らくは完璧につくられ、完璧に安定した世界だったのではないかと思います。

やがてCDの再生が終わり、音楽が途切れました。あ、もう帰らなきゃいけないのか、もうちょっとここにいたいのに、と残念に思っていると、いきなり夢から引きずり出されるように目が覚めました。
現実世界へ戻って来たわけですが、幽体離脱とも、幻覚とも違う、初めての体験に非常にわくわくしました。どこのフォーカスへ行っていたのかは知りませんが、もの凄く楽しかったです。

病みつきになる人が続出するわけ

また行きたい!と思い、ヘミシンク関係CDやメタミュージックCDを買いまくって聴きまくってましたっけ。あれほど臨場感のある別世界へ行けたのは、後にも先にも数えるほどしかありませんが、病みつきになる人が続出するわけが判りました。

「何でもできるんだ」という全能感ですが、これはある種の覚醒剤を使用した時に訪れる感覚だそうです。ヘミシンクが危険だと警戒する人いるのは、このためなんでしょうね。
確かに、精神的に問題のある人が手を出したら、やばいかもしれません。ヘミシンクの体験は楽しいのですが、一応節制をということでしょう。

※画像はイメージです。

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