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「へうげもの」今だからお勧めしたい

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山田芳裕氏の代表作「へうげもの」を改めて紹介したいと思います。

「へうげもの」は、旧仮名遣いで、読みは「ひょうげもの」となる時代劇作品です。2011年4月から2012年1月にかけて、NHK BSプレミアムにてアニメ39話が放送されました。ベースは週間モーニング誌上にて、2005年38号から2017年53号まで隔号連載された漫画です。

主人公は、織田信長に仕える武士、「古田左介重然」。今日では、後の任官による「古田織部」の名で知られています。安土桃山時代を代表する茶人であった、この織部の茶人武将としての立身出世を描いたのが、ベースの漫画では第一部ともいえる織部の師、茶聖・千利休の切腹までのストーリーとなっているアニメ版です。

この作品、どこがお薦めかといいますと、戦国時代の武士の物語にも関わらず、主人公の織部は戦での武功は大した事はなく、千利休に師事したことによる、茶の湯の政治的な影響力で、武士としての出世を果たしていくという物語の展開にあります。

この作品では、織田信長を本能寺で討ったのは豊臣秀吉とされており、更にその豊臣秀吉を唆して信長討ちを促したのが千利休という設定になっています。この千利休に師事し、利休が求めた「詫び」・「渋い」という価値を吸収しつつも、自分自身の価値を確立しようと織部は研鑽していきます。

当初は武士としての武功を上げる事で名を成すことをあきらめきれない織部でしたが、織田の血を引く有楽斎や、戦国の梟雄・松永久秀、摂津の太守・荒木村重などの武門に聞こえた人物たちとの関りの中で、己の無力さを悟ります。

そうした「格」・「箔」とは一線を画した己の道を追求する中で、一定の評価を得るようになりますが、その先にあったのは、師である利休の切腹の介錯人を務めるという過酷な運命で・・・。
歴史の物に興味が薄い方にも是非お勧めな、ストーリーアニメです。

著:山田芳裕
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へうげもの (C) 山田 芳裕 講談社/モーニングコミックス

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