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美少女ミリタリーアニメの隠れた名作!「終末のイゼッタ」がおもしろい

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漫画にアニメ、ゲームと美少女とミリタリーの組み合わせはもはやベタ。
これにファンタジー要素のテッパンである魔法をプラスした作品も少なくない。様々な作品が溢れかえる中で、ただ可愛さとメカのかっこよさだけでは惹かれなくなっている人も多いのではないだろうか。

また一方でミリタリーと美少女の組み合わせに興味はあれど、どの作品から観ていいかわからない人もいるだろう。そんな方におすすめしたいのが今回ご紹介するアニメ作品『終末のイゼッタ』だ。魔法少女とミリタリーをテーマに、硬派なストーリーとキャラ造形で魅せる本作。今回はその魅力を詳しく紹介していこう。

目次

王道×硬派!終末のイゼッタの面白さの秘密

『終末のイゼッタ』は2016年に製作されたテレビアニメ。
第二次世界大戦のヨーロッパを模した世界で主人公の魔女イゼッタが、小国の公女フィーネと共に大国からの侵略に立ち向かうというのが大まかなあらすじだ。ストーリーは上述の通り至ってシンプル。王道である。こちらの本筋に国同士の駆け引きや魔女の歴史などが絡むが、この本筋さえ追っていれば物語から取り残されることはまずない。

キャラメイクも既存のいわゆる「萌えミリ」作品と比較するとややあっさりめで、余計な誇張が少ないので「萌え」作品に親しみがない人でも入り込みやすいだろう。その一方で兵器や戦闘シーンの描写は手抜きがない。特にイゼッタが得意とする空戦シーンはテレビアニメながら迫力満点で作品の見所の一つだ。王道ストーリーと硬派な演出。

『終末のイゼッタ』はこの二本柱に支えられた手堅い作品と言える。この手堅さは美少女ミリタリー作品に飽き気味の人には逆に新鮮、一方初心者にはとっつきやすいと感じられるのではないだろうか。

キーアイテムは友情?終末のイゼッタの最大の魅力

シンプルな王道ストーリーと硬派な戦闘シーンが魅力の『終末のイゼッタ』だが見所はそれだけではない。本作最大の見所と言っても過言ではないのが、主人公の魔女イゼッタと公女フィーネの友情だ。魔女と公女。全く立場の違う二人がどのようにして出会い、お互いの命と国の命運を預けあうようになったのかは本編を観ていただきたいのだが、この二人の友情が作品を大きく動かしていくエンジンである事は間違いない。

事実、作品の後半では国家の命運とともにふたりの友情の行方が作品の大きなテーマとなる。国と歴史の因縁、そして戦争という大きな時代のうねりに翻弄される二人の少女の物語は、はっきり言って胸をうつ。ぜひ本編を観て二人が選んだ結末を見届けてほしい。と、このように書いたが、本作は目を覆いたくなるほどシリアスなストーリーでもない。むしろ戦争ものとしても美少女ものとしてもバランスがとれた、こうした作品に馴染みがない人にも観やすい部類の作品だ。これまで書いてきた内容に少しでも興味を持った人は気軽にチャレンジしてみて欲しい。

最後に

ご覧いただいたように『終末のイゼッタ』は非常にバランスがとれた王道作品だ。そのバランスゆえにやや地味でインパクトが弱い印象も受けるが、面白さは本物。
萌えミリジャンルに馴染みがない人はこの作品を入り口にしてもいいし、氾濫する既存作品に飽き気味な人は本作のシンプルな面白さを楽しんでもいいだろう。シンプルさゆえにやや埋もれがちな本作。この記事を読んで、興味を持った人はぜひ一度試してみてはいかがだろうか。

(C)  終末のイゼッタ製作委員会

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