このドラマは、「私立探偵スペンサー」などのロバート・B・パーカー原作で、私立探偵マグナム好きな方ならおすすめしたい、渋い中年のオッサンが活躍するじわじわと面白い刑事ものです。
マサチューセッツ州にある架空の街パラダイスで起きる事件を、ロサンジェルスからきた署長ジェシィーが捜査して解決するテレビムービーで、2005年から一年に一作ずつ製作されていて、現在は10作目製作が進行中だということです。
ロサンジェルスの殺人課刑事のジェシィーは、突如妻から離婚を言い渡された後、色々あってマサチューセッツ州のパラダイスという小さな町の警察署長に赴任しました。
小さな町は汚職にまみれていて、警察は機能しておらず、要するに街の要職者はジェシィーを無能と見て署長に採用したのですが、ジェシィーは見かけより有能でした。
彼は州警察の殺人課刑事と親しくなり、彼のおかげで警察署員も仕事をするようになり、また情報源も得てと、色々な事件で被害者に同情したり、犯人を逮捕することで決着をつけて解決することで、失意の自分も立ち直っていくのですね。
原作者のパーカーも、原作よりはちょっと年配ではあるものの、トム・セレックがジェシィー・ストーンに最適だと太鼓判を押していたということです。
トム・セレックは、「私立探偵マグナム」と同じように、ちょっとだらしない感じであまり人から警戒されないようにふるまっていますが、見るところはちゃんと見ているし、いつもウィスキーばかり飲んでいるようで、襲われたときはちゃんと防御に怠りなく、ミリタリーファンには銃撃戦なんかのアクションシーンも見どころだと思います。
またこのシリーズには、アイリッシュセッターのレジーという可愛いわんこが登場するのも見逃せません。
マサチューセッツ州の海辺の景色や住宅街の風景もなかなか良くて、ジェシーの住んでいる家が、車を降りて橋を渡らないと行けないという、これ以上ない町はずれにあって、ジェシィーの孤独感をあらわしているような気がします。
ジェシィ―・ストーン、お勧めのドラマです。
警察署長 ジェッシイ・ストーン(C)Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
思った事を何でも!ネガティブOK!