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「恐竜冒険記ジュラトリッパー」恐竜が住む異世界へ迷い込んでしまった冒険譚

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今回紹介する作品は、1995年に放映されていたアニメーション「恐竜冒険記ジュラトリッパー」です。

目次

恐竜冒険記ジュラトリッパー

本作は恐竜が住む異世界へと迷い込んでしまった15人の少年少女達が、自分達のいた元の世界へと帰還する為に力をあわせ、異世界での困難へと立ち向かう冒険活劇として制作されたアニメーション。あの「魔法のプリンセスミンキーモモ」の監督である湯山邦彦氏が、1980年代から構想を練っていた作品でもあるのです。

ジュール・ベルヌの小説である「十五少年漂流記」を根幹にし、アーサー・コナン・ドイルの小説である「失われた世界」とミックスした異世界冒険作品として企画が練られていたのです。しかし1983年に「銀河漂流バイファム」が製作された為に、あえなくお蔵入りとなってしまった不遇の作品でもありました。

その後に紆余曲折があり、イタリアのアニメ会社から制作を依頼され制作された、時代に流されてしまったアニメ作品。
VHS化されたものの、DVD化される事はありませんが、現在ではdストアで視聴が可能です。

あらすじ

あらすじは、海洋クラブの航海訓練へと出発した主人公の少年であるカシラと、その15人の少年少女達は、初めての航海に冒険心を抱きながら、広い海を航海していました。しかし突然の嵐が巻き起こり穏やかな航海は一変、座標や方角を見失ってしまった彼らは意識を失い、そのまま見知らぬ海岸へと漂着してしまいます。

漂着した島で住人がいないかを調べていくと、カシラが見たのは信じられない光景でした。

かつて滅んだ筈の恐竜を乗りこなす人間達と遭遇、そこが元居た世界ではなく、異世界であることを知り、カシラの持つ科学技術を狙う王国側と、王国の転覆を狙うレジスタンスの争いへと巻き込まれてしまいます。

みどころ

少年と少女が異世界にて世界を救う為に戦う、当時ではまだ斬新な異世界ものとして楽しめた内容。カシラを始めとする主人公たちが、時に衝突はするも、いざとなれば助け合う。特別な力を持たない彼らが、それぞれに道を見つけて成長していく内容に、夢中になって見ていたものです。

心と冒険心を満たす異世界ファンタジーを楽しめる、おススメしたいアニメ作品です。

いば・よしあきと申します。
昔、共に冒険する仲間がいれば、自分の人生は変わったものになっていたのかなと、そんな事を考えてしまうライターですが、宜しくお願い致します。

恐竜冒険記ジュラトリッパー 1995 (C) 葦プロ・FCC・VAP

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