いきなり会計検査院を「鬼」呼ばわりしてすみません。
しかし、現職時代何度も泣かされ続けてきたのが「会計検査院」です。
いやぁ~、向こうも仕事だということは分かっているんですが、どうしても言いたい。
「会計検査院の鬼~!あくま~!!」・・・そんな会計検査院との数々のやり取りをご紹介!
会計検査院とは?
会計検査院は、国の予算執行に対して適正に執行しているかを検査する、憲法上の独立機関です。
会計検査院の中で、防衛省を担当するのは「第2局」に所属する部門です。
防衛検査第1課:本省等と陸上自衛隊関係
防衛検査第2課:海上自衛隊に関係するもの
防衛検査第3課:航空自衛隊に関係するもの
の3課が存在します。
この防衛検査課の人たちが結構曲者ぞろいなのですよ!
徹底的に防衛関係の業務・任務・装備・訓練を学習してから検査に来ます。
そのため対応する人間より、知識・経験が上ということであります。
君~これは必要なのかね~?
会計検査院の『実地検査』では、資料と現物を突き合わせて確認を行います。
事前に資料を提供して、その中でいろいろなものを確認していくのが仕事です。
その中で、おかしなことが判明する
「君~これは必要なのかい~?ん~??」
てな具合に徹底的に調べられるのですが・・・たまに変なもので、会計検査院の指摘を受けます。
面白いのは「食器を統一せんか!」という指摘があったことですね。
以前、自衛隊でバラバラに食器の調達をしていました。
そのため、同じ食器なのに購入価格がバラバラという事態が発見されました。
そんなところを指摘して治してくれるのが会計検査院です。
売却して国庫に入れんかい!
会計検査院の検査では、たまに変な指摘事項もあります。
「銀が溜まってる!とっとと売却せんかい!」
装備品の電池の中には、「海水電池」を使用するものがあり、特に防衛装備品の場合「塩化銀」を使用したものが好まれます。
会計検査院の指摘で、廃電池となった「海水電池」がたまり過ぎ!との指摘があり、計算するとかなりの金額になる銀が残っていることが判明しました。
普通、こんなの解りませんよね!
知識あっての指摘、優秀過ぎてまさに鬼の「会計検査院」であります!
こんな感じで、防衛省と会計検査院は結構いろいろやっております。
会計検査院の『決算検査報告書』を読むと、結構いろいろな面白話が書いてありますよ~!
※画像はイメージです。
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