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関落陰(かんらくいん)は運命を変える秘術?

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はっきりした意識を持ったままで、霊界、つまりは”あの世”を見ることが出来る。
そんな秘術が道教にはあり、実践することで霊界の真実を知り、さらには人生を好転させる。
その術について書いてみます。

目次

関落陰とは?

その秘術を、関落陰といいます。
こういう霊界通信のような方法を聞くと、夢見や催眠状態で行なわれたり、臨死体験の中でそういう場面に出くわしたりと、無意識のなかで体験することが多いというイメージがあると思います。ですが、この関落陰は自分の意識をはっきり持ったままで霊界を覗き込み、自分の未来を思い通りに変えて戻ってくることができると言う術なのです。

しかも何年もの修行や瞑想を行なったり山ごもりをして神経を研ぎ澄ます等、そういう修業の類はいらないそうで、道士とともに、ある儀式をするだけで実行できるとされています。

神霊界の実相

そんな関落陰を知るには、まず神霊界の実相を知ることが大切となります。神霊界では、この世の誰もがみんな、自らの”魂の家“を持っていて、その家には現世での禍福がすべて、表れていると言います。霊界を訪れ、霊界の自分の家をみることで、自らの運命がわかるらしいのです。

つまり”魂の家“とは、その人自身の心身や運命そのものが具象化したもので、家の状態をみることにより、その人の性格や健康、恋愛や財産などの状態が手に取るようにわかるのです。
ここからが重要なのですが、例えば夢のなかで自分の家をみたとしても、それを意識的に操作して、望み通りの家にリハウスしようとしてもできるものではありません。
夢見に術に長けていたとしても、それはあくまでも夢の中での出来事として処理されて、現実にはなにも変化のない日常なのではないでしょう。

ですが、神霊界ではそれが出来るだそうで、神霊界でみた自分の魂の家が傷んでいたり、汚れていたりした場合、自分を導いてくれた道士、神霊にお願いして、悪い部分や問題のある部分をその場で直していただくことができるんです。

この秘術、関落陰が出来る道士は日本にはいないそうで、中国でも門外不出の極めて稀な術で、そのような名を冠した寺院があるわけでもないのです。つまり、関落陰に出会うのに必要なのは縁なのだといいます。

関落陰の術法

関落陰の秘術の一端を記したものがあるので紹介します。
場所は秘密なのですが、数人いる参加者にカードが渡され、名前や住所など必要な情報を記入します。
神霊界に入ることの許しを得るため、道士が名前を読み上げ、霊符と黒い長布が渡され、長布のなかに霊符を挟み、目隠しをします。
それから祭壇前の椅子に腰かけ、道士に続いて経文を唱えること数分から数十分。突然、目の前にイメージとして、道が開けてきます。

道の形状は人によって違うらしいく、その道を道士の導きによって進んでいくと魂の家の外観が見えはじめ、さらに歩いていくと、その全貌が姿を表します。家の中には様々なものが置いてあり、様々な色で壁が塗られ、その物や色が今のその人の現実を表しているのです。

あとは道士との会話のなかで、幸運が訪れるように、家を改修し、部屋の模様替えをして、置物を置いたり、位置を変えたりして自分の理想の家にかえていくのです。そうして、すべてが終わったら道士の導きに従がって現実の世界に戻ると、現実の世界では好転した自分の人生と、大きくひらかれたバラ色の未来がその人を待っている・・・と、そんな具合なんだそうです。
1回でその作業が終わるひともいれば、何回も通わなければならない人もいるようではあります。

以上が簡単ではありますが。関落陰の術法の内容です。

関落陰と催眠術

一見すると催眠療法のような感じはするのですが、本当のところはどうなんでしょう?
いつ、どこで秘術が行なわれているのか、一般には公開されていない所をみると、やはり本物なのでしょうか?

出会うのに必要なのが縁であると言うのが、真実味にいっそうの拍車をかけ、関落陰に出会うのは運命であるといえます。
道教の教えのなかの徳という教えも関係しているのかもしれません。とどのつまり普段から徳を積んでおくことが大事だというのような気がします。

※画像はイメージです。

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コメント一覧 (2件)

  • 中国や台湾で今でもやろうと思えばやれますよ
    でもみんながみんな成功する訳でもないのでお金と暇が余ってる人なら数回チャレンジすることを覚悟して旅行がてら行ってみると面白いですよね
    私は友達からあんなの詐欺だからやめろ。そんなに金使うなら奢れと言われ奢らされましたw

  • 以前、御堂龍二氏が関落陰の会を催されてましたよ。https://twitter.com/midoryuji/status/348671035043893248
    HPを見ると残念ながら今はやっておられないかも。
    http://www.mido-ryuji.com/

    当時の内容は
    光の中へ 中国道教に伝わる異次元旅行(同朋舎)
    現代を生き抜く「タオ」の教え(講談社)
    で読めます。
    今は古書しか買えないでしょうが。

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