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カシマさんの都市伝説についての一つの説

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「カシマさん」とは、古くから語られ続けている怪談であり都市伝説でもあります。
その正体は諸説あり、はっきりしないことが未だ多くありますが、ここでは一つの説を紹介していきます。

目次

美と悲劇の交差、怒りの結末「かしまさん」

1945年、太平洋戦争が終結し日本は戦後の混乱期に入りました。この不穏な時代、日本国内には多くの米軍が駐留し、その存在は日本人にとって恐怖と不安をもたらしていたのです。

ある町(一説には加古川市)に、美しい女性「カシマ」さんが暮らしていました。彼女の美しさと優れた品性は評判を呼び、町の人々にとっても希望の象徴。しかし、戦後の混乱は彼女にも影を落とします。

その日の夜、米軍兵士たちが町に現れました。彼らはかしまさんを見かけると、彼女の美しさと共に狼狽した目で見つめ、その後を追いかけて彼女を取り押さえた。
そこで行われた行為は、後に語り継ぐことを拒む人が現れるほどの惨劇。かしまさんは美しさを封じ込めたまま、無念の叫びを上げることしかできませんでした。米兵たちは更に苦痛を増幅させるために、カシマさんの両手足に銃を向け無慈悲に引き金を引き、轟音が響き渡るとともに、かしまさんは血塗られた路上に倒れたのです。

路上に放置されたまま、瀕死の状態をさまよっていたカシマさん。やがて、運良く通りかかった医者に発見されましたが、傷跡からの感染症が懸念されたため、両手両足は切断せざるを得ません。その体には深い傷跡が残ったのです。

長時間に渡る手術の末に一命を取り留める事こそできましたが、自分に美貌にプライドを持っていた彼女は、生きることに希望を持てません。

手術が終わってから数日後、彼女は車椅子で散歩に連れられている隙を見て、列車に身投げしました。両手両足の無い体をよじらせての決死の行動でした。
バラバラになった彼女の遺体は警察や国鉄職員たちの手で回収。しかし、いくら探しても首から上の部分だけは見つかりません。けっきょく最後まで、かしまさんの体はすべて見つかることはありませんでした。

悲劇もつかの間。激動の時代でもあったため、数日後には事件のことなどすっかり忘れさられてしまいました。
しかし、彼女の死から数カ月後、町には不審死の事件が相次ぎます。
今朝まで元気だったはずなのに、なぜーー。

相次ぐ不審死に、町が恐怖に包まれる

連日のように人が亡くなる中、警察は本格的に捜査に乗り出します。聞き込みによると被害者にはある共通点があり、死亡者は必ず「前日の夜におかしな光を見た」というのです。

警察は被害者宅に印をつけて、線で結んでいきます。そうして根気よく捜査を続けていくと、あるパターンを発見しました。どうやら人の胴体の形に沿っているのです。
そうと分かれば、自ずと次の被害者の目星も付く、警察が動きます。

次の被害者に話を聞いたところ、「光ではなく、首と両手足のない胴体が這い寄ってきた」というのです。どんどん近づいてくるのが怖くて目を閉じたというその人も、その日の夜に亡くなりました。
その情報はすぐに報道され、街中が不安に包まれます。不安を感じた人たちは、神社に殺到しお祓いをします。担当した宮司は被害者の背後に影が見えたと言います。

「恐ろしい恨みが見えます。唯一の対抗手段は、霊が現れても決して目を閉じず“カシマさん”と3回唱えてください」

この対抗手段が出回ると、次第に不審死の事件は減っていました。今では不思議な光の目撃談は滅多にありません。

しかし一方で、新たな噂も生まれました。
「この話を知ってしまうと、その数日後にカシマさんが現れる」

人々の不安を煽った心理現象・・・カシマさんとは何だったのか?

カシマさんの物語は、美と悲劇が交差する痛ましい出来事として後世に語り継がれることとなりました。しかし、長い年月を経つごとに恐ろしい幽霊「カシマさん」が、新たな物語として広がっています。

ある者が語るところによれば、カシマさんは夢の中に現れ、静かに「足はいるかい?」と問いかけてくるとか。そこで「いらない」と答えると、カシマさんに足を奪い取られるというのです。さらにカシマさんは「私を知っているか」と問いかけ、「知らない」と答えると不幸な結末を迎えるとも言われています。

ただし、この話は都市伝説として恐怖や不安を煽るために創作されたものでしょう。これらの話には様々な要素が含まれており、その背後には文化や心理的な要因が影響している可能性があります。美しい女性が悲劇に見舞われるという設定は、聞く者の感情に訴えかけ、物語に共感を持たせる効果があるのです。

夢の中で行われる奇妙な質問や行動は、現実と非現実の境界を曖昧にすることで、聞く者の不安や混乱を増幅。これらの要素は都市伝説の典型的な要素であり、人々の恐怖心や興味を引きつけるために構築されていると考えられます。

万が一カシマさんが現れたら「カシマさん」と3回唱えましょう。自衛するための知識は、持っているに越したことはありません。

※画像はイメージです。

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