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鬼才「タランティーノ」監督の「キル・ビル2」

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今回紹介したい作品は、あのキル・ビルの続編となる「キル・ビル2」となっております。

目次

あらすじ

前作の因縁の敵・オーレン石井とヴァニータ・グリーンを殺害し、念願の復讐を果たしたブライド・・・
自分の幸せである結婚式を襲撃し、全てを奪った実行犯はあと2人。

ビルとその弟であるバドを追いかけて、テキサスの荒野へと訪れますが、ビルの愛人であるエル・ドライヴァーが刺客として向かい、彼女は窮地へと追い込まれてしまう事に・・・
結婚式襲撃の首謀者ビルに復讐する彼女の旅路は、無事に達成されるのか?

と、この様な感じで進んでいくキル・ビルの第二部。

ブライドの復讐劇はついに、あと二人となり、彼女の復讐の旅も終わりに近づいていくのかと思いきや、事態は思わぬ方向へと進んでしまいます。
彼女に衝撃の事実が付きつけられてしまうと、ブラックコメディで綴られていた内容の中にある、タランティーノ監督の持つ、哀愁の結末は、胸を打つものがあります。

ネタバレあり

まず、ネタバレになるのでご容赦を。

自分の幸せを奪ったビルは、なんとブライドの娘を攫っていたのです。そして語られていく衝撃の事実。愛するが故に狂ってしまった男の運命をどの様に受け止めていくのか、葛藤の末に出した彼女の決断は、彼女の復讐劇は幕を閉じていくのですが、見ていて哀愁感がある終わり方をしています。

ブライドを愛していたけれども、彼女を引き留める事が出来ず、組織の長としての地位を選び、男として彼女を愛しきれなかったと、ビルの屈折した愛情が彼女に最後の決断を迫るのは、実に複雑な想いにさせてくれます。
復讐の先に何があるのかと、主人公が迎えてしまう決断の果て、その哀愁がひしひしと伝わる内容は、まさにタランティーノ監督作品とも言える展開とも言えます。

幸せを手にする事も無く、これからを向き合って生きていく彼女の物語は終わらない。
アクションだけでは終わらない、そんな今作での筆者の見どころは、やはりブライドの師匠となる個性派キャラのパイ・メイが挙げられます。

中国拳法の師匠でいかにもな仙人風の男と、キル・ビルの世界観を壊してしまうのかと思いきや、余計に際立たせてしまう。実に存在感のある老師と、彼の登場シーンは、今も衝撃的な名シーンとも言えます。
またブライドが敵に罠に嵌まり、棺桶に閉じ込められ拳で脱出するシーンも必見ともなるキルビル2。
見て損の無い作品です。

いば・よしあきと申します。
日本刀で戦うシーンが好きで、時代劇は良く見ていたものです。
殺陣のシーンの際、一人ずつ向かって来るのは何でと思っていたのですが、あれは主人公視点での斬り合いだからと、フィクションを前向きに受け入れているライターですが、何卒に宜しくお願い致します。

(C) 2004 キル・ビル Vol.2 MIRAMAX FILM CORP.ALL RIGHTS RESERVED

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