チャールズ3世の戴冠式を見て、ふと思った話をご紹介したいと思いました。
完全に行われた戴冠式はない?
チャールズ3世の戴冠式をCNNで見ました。
歴女としては、こういう伝統的な儀式は見ておかないとと思いましたが、「倫敦千夜一夜」という本には「過去900年に渡って完全に行われた戴冠式はない」と載っていたのでさらに興味深々でした。
この本は冗談かよと思うような話がいっぱいあるのですが、1189年のリチャード1世の戴冠式は蝙蝠の急降下襲撃で修羅場になったとか?
チャールズ1世は白い繻子を着たけど、これは伝統的にいけにえの着る色だった・・・。
イギリス唯一の斬首された国王になったジェームズ2世は王冠をまっすぐかぶれなかったうえ、王の即位を認めない者と死ぬまで戦う役目の王の戦士が落馬した(退位して追放された)。
ウィリアムとメアリの共同戴冠では、王の戦士の挑戦を受けて立ったのが松葉杖の老婆で戦士は悪ふざけか剣士の変装かと疑い、決闘を拒否したそうです。
20世紀になっても、司祭長がエドワード7世の王妃アレクサンドラに聖杯の中身をぶちまけてずぶ濡れにしたうえ、エドワード国王の王冠を後ろ前に乗せてしまったなど、笑っていいのかわからない失敗談が満載です。
おまけにウェストミンスター寺院には、1303年に盗賊に無残に殺されたベネディクタスという名の修道僧の幽霊が出るといわれていて、ひどく軽蔑した目つきで観光客を見つめて観光客がすり減らす前の高さの床を歩き、すうっと石壁に消えるということなんですよね。
チャールズ3世の戴冠式
さて、チャールズ3世の戴冠式は、雨が降っていましたがウィリアム皇太子一家が遅刻したらしくて一家がウエストミンスター寺院へ入るまで、国王夫妻は馬車で数分待たされた程度で歴史に残る失敗はなかったようでした。
しかし、ながら見してたから気が付かなかったけど、儀式の最中に、なんと開いた扉の外を「死神」が通ったという記事を発見・・・動画までありましたが、これは「聖堂番」という礼拝などの手助けをするスタッフのことだそうです。
ちょっとがっかり、いえ、まあ、誤解が解けてよかったです。
ただ、チャールズ3世の代からイギリス王室は「マウントバッテン・ウィンザー」家と名乗ることになっていますが、かのロシアの怪僧ラスプーチンが、「バッテンブルグ家の者がイギリス国王になれば、最後の国王になる」という予言をしているのです。
ラスプーチンは、自分の暗殺にロシアのロマノフ家の者が関わっていれば、ロマノフ家は滅びると予言して的中しております。
エリザベス女王の夫君フィリップ殿下の母がバッテンブルグ家の出身で、イギリスに帰化したときにイギリス名をマウントバッテンに改姓したので、チャールズ3世はそのものずばりのバッテンブルグ家の人間ということになるのです。
ただし・・・
ただしこれはアンナ・アンダーソン、アナスタシアを名乗って認められなかった女性が言ったことなので、信じるかどうかはおまかせしますが・・・。
ハリー王子とメーガン妃の騒動とか考えると、この予言が当たるかも、この後もイギリス王室の動向は目が離せないというところではないでしょうか。
※画像はイメージです。
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