今更ながらにと思われるかもしれませんが両津勘吉は、強烈な個性と存在感を秘め、こち亀を語る上では外せない主人公であります。
両津勘吉はなぜクビにならないか?
両津勘吉といえば、真っ先にイメージに沸くのが問題児。作中で数々の不祥事を起こしているのに、なんでクビにならないのだろうと、作品全体の謎とされている程に問題児な彼。
その理由は検挙率の高さからクビにならないと、本人もそう応えていましたが、一部ではクビにして犯罪者になったら、それこそ手におえないとの見解もあります。まさに破天荒過ぎる悪漢ともとれますが、幼い頃のガキ大将のまま、かつての昭和漫画の主人公、好き放題、暴れ放題で時代に変わらず、40年も連載している貫禄のある主人公でもあります。
両津勘吉の能力?
筆者が両津勘吉を語るうえで外せないのが、部下の中川圭一により「頭の悪いゴルゴ13」と評されている部分にあります。
桁外れの身体能力、溶岩などに巻き込まれても死なず、ありとあらゆる武器に精通し、また戦闘機や戦車を乗りこなし、ついには現代科学で不可能な発明などもしてしまうなど、とんでもない能力を秘めているのです。
にも関わらず、興味の無い事にとんと疎く、金が絡めばやる気を出すと、守銭奴すぎる性格を含めて、自分の好きな事は徹底的に極めてしまうと、そのベクトルの極端さに筆者は憧れている部分があります。
両津勘吉の射撃能力
特に筆者が両津勘吉で好きなのは、ニューナンブを遠慮なしに撃ちまくるシーン。
最初は射撃が下手なイメージがあったにも関わらず、途中から百発百中の名手となってしまい、今ではまさにゴルゴ13や冴羽亮並みの拳銃の腕前に。しかし金が絡めば負けてしまうのだろうと、そんな落ちがついてしまう雰囲気にも非常に惹かれてしまう魅力がありました。
彼を語る腕では外せない、変わらないその破天荒さは、今も色あせる様子の無い主人公でもあります。
(C) こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治・アトリエびーだま/集英社
思った事を何でも!ネガティブOK!