哀悼の意を込めて紹介したい戦記小説の決定作「皇国の守護者」

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今回紹介するのは、架空戦記を題材にした小説の中でも、イバにとって不朽の名作ともいえる戦記小説でもある、故・佐藤大輔先生の数多くの名作の中でも、自信をもっておススメできる作品である「皇国の守護者」を紹介したいと思います。

この小説は佐藤大輔先生の代表作の中でも、レッドサン ブラッククロスや征途に並ぶ名作としても挙げても良いぐらいに至高の名作として挙げたく、その濃厚な世界観にイバは、夢中になってドハマりしていたものです……

しかし御大の崩御によって完結されぬまま未完となってしまった「皇国の守護者」。
例えそれが未完であっても、その引き込まれる面白さには変わりはなく、ぜひ多くの人の読んで貰いたい名作でもあるのです。

(C) 皇国の守護者 佐藤大輔/伊藤悠 ウルトラジャンプ/集英社

さて、そんなお勧めしたい「皇国の守護者」の世界観は以下の様になります。

龍と人類が共存する世界。2000年前において、龍と人類の間に大協約ことグラン・コードが制定され、龍と人類の間に互いに対する干渉、非干渉の取り決めが成され、双方にとって緩やかな繁栄の時代を迎えていましたが、人類は常に動乱の時代を迎えていました。

はるか北に存在するツァルラント大陸の大半を支配する大国──帝国は、東方辺境領の赤字貿易による経済不振を、東の島国である皇国の責任として、進攻を開始した事から始まります。

(C) 皇国の守護者 佐藤大輔/伊藤悠 ウルトラジャンプ/集英社

でも当人は、自己評価が低い男性であり、凶相の容貌を持ち、常に戦場のおける決断によって自己嫌悪を抱きながらも、軍人としての責務を全うしていく、軍人のカッコ良さを秘めた主人公とも言えます。

この戦記小説の中で楽しめるのは、架空の世界の歴史社会の構成力や、また架空の戦争においての臨場感ある文章表現など、佐藤節が際立つところにあります。

主人公の新城直衛は、皇国に所属する陸軍独立捜索剣虎兵第11大隊・第2中隊を率いる中尉として活躍し、北領における帝国との死闘を繰り広げ、劣勢に立たされる戦況の中で、侵略される故国を守る為に戦い抜いていくと、英雄として活躍していきます。

(C) 皇国の守護者 佐藤大輔/伊藤悠 ウルトラジャンプ/集英社

個性的な登場人物もさることながら、佐藤大輔先生が持つ、独特の表現や文法など、その言葉の羅列から目の離せない独特の魅力があり、読者を読ませていく戦記小説としての面白さがある傑作でもあります。

またこの作品は、2004年7月号からウルトラジャンプ(集英社)に漫画版が連載されます。
天狼会戦から皇国帰還までが描かれますが、事実上打ち切りになります。
伊藤悠先生の細密な作画により、原作の雰囲気を忠実に再現したこの作品は小説版を読んでない方にもお勧めします。

(C) 皇国の守護者 佐藤大輔/伊藤悠 ウルトラジャンプ/集英社

もう佐藤大輔先生はお亡くなりになってしまいましたが、彼の遺した作品はこれからも多くの読者に読まれていくと思います。

そんな名作の多い中で、最もお勧めしたい「皇国の守護者」は、読んで損のない傑作でもあります!


Writing by イバ・ヨシアキ
戦記小説は佐藤大輔先生の「レッドサン ブラッククロス」でした。夢中になって読み、佐藤節にドハマりした痛いライターですが、何卒によろしくお願いいたします。

(C) 皇国の守護者 佐藤大輔 中央公論社
(C) 皇国の守護者 佐藤大輔/伊藤悠 ウルトラジャンプ/集英社

 

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