北海道にあった有名な心霊スポット、ドライブイン「香名館」の真相を考察していきます。
香名館とは?
昭和40年頃、北海道夕張郡栗山町に「山楽荘(さんらくそう)」はレジャーランドとして創業しました。
客室12部屋で約50名が泊まれる大規模な旅館、近くには釣り堀やボート乗り場、クレー射撃があり駐車場が足りないぐらい大人気な施設でした。また「日中薬膳研究所」としての肩書もあり「薬膳旅館」と呼ばれるほど有名な薬膳料理がおいしかったそうです。
しかし人気に陰りが出始めたきっかけがありました。それは“お風呂場で死亡事故”が起きてからレジャーランド山楽荘は傾き始めます。その結果、ホテル業(宿泊施設)をやめる事になり店名も「香名館(こうめいかん)」に変えドライブインとして営業を始めますが、業績が悪かったのか本当に呪われてしまったのか数年のうちに廃業しそのまま廃墟になってしまいました。
心霊スポットになった原因
なぜ香名館は心霊スポットと呼ばれるようになってしまったか理由は3つあると思います。
1つ目は営業中にお風呂場で死んでしまった事、1人は確実になくなっているようなのですが、他にも数名の人が亡くなっているとのウワサもあります。もしかしたらお風呂場で足を引っ張って転ばせていた“何か”が居たのかもしれませんね。
2つ目は香名館があった建物の裏にオーナー家族が住んでいた家といわれる建物があるのですが、夜逃げ当然に家を出た形跡があるのです。小学生ぐらいの女の子が書いたと思われるノートや大事にしていたと思われる人形もそのまま置いてあります。
そして最も信憑性が高いのは郵送物が届けられている事、しかも中身は請求書の類で支払いに困り夜逃げをした可能性が高いと言われています。あくまでもウワサですが、両親ともに自殺をしてしまっている可能性もあるそうなのです。
理由は香名館が廃業する少し前に香名館裏で自殺体が発見されている事、これがオーナーというウワサがありました。そして香名館の象徴でもある入り口の上にある三角屋根のバルコニーでオーナーの奥さんが首吊り自殺をしたとウワサがありました。
実際、香名館裏で自殺体が見つかったのは本当なのですが、それが本当にオーナーなのか真実は分かっていません。
3つ目は廃墟になってから浮浪者が住み着き「北海道の冬を越すことが出来ずに死んでしまった」、「自殺した」というウワサがたちました。
どれも信憑性といえば微妙ですが、1つ目と2つ目は話としてはしっくりくる感じがします。
心霊現象・怪奇現象
香名館では様々な事が起こったそうです。
その中で厳選された現象を紹介します。
風呂場で起こる怪奇現象
前述の死亡事故が起きたお風呂場なのですが、なぜか廃墟になってからお風呂場の浴槽に土を入れられているのです。土砂崩れなどで入ったわけでもなく誰かが人為的に入れた形跡があります。
何のために入れたのかは全くの不明ですが、この風呂場では高確率で心霊写真が撮れたらしいです。撮れる写真は決まって浴槽や床から腕だけが伸びている写真だったみたいです。
肝試し中に…
数人で肝試しに訪れて急に手や足を掴まれて(握られるに近いらしい)身体的苦痛を感じる人が多いみたいです。
それはやっぱり風呂場で映る腕が原因なのでしょうか?
心霊写真
心霊写真自体はふろ場以外でも取れるみたいなのですが、風呂場では腕がメインで映るみたいで二階の客室やバルコニーでは様々なものが写ったそうです。
中でもあるグループが記念撮影として取った数枚の写真には外からバルコニーでポーズを決めた数人を映したものには人が一人多く映っていて玄関先で撮ったものにはカメラと人物の間に何かが通ったような人型の残像が写ったそうです。
ちなみに当時は使い捨てカメラが主流で現像から戻ってきて初めて心霊写真に気付くのでそのグループは慌ててお払いに行ったとか…
話し声
廃墟になり自殺者が出たせいなのか他の所で死んだ霊が集まるとウワサがありました。
水場には霊が集まるとかいろいろ話はありましたが、信憑性はありません。
しかし霊を見た人や怪奇現象に合う人は香名館での言われの様なもの以外の体験をしてる人もいるので本当に霊が集まって来ていたのかもしれません。
白い影
この心霊現象が一番怖いかもしれません。かなり多くの体験者が居るのですが、肝試し中に“白い影”に追いかけられた。というものなのですが、一般的には“黒い影”がよく聞く話だと思います。
しかも共通して言えることは手に中を持っている中には“死神みたいな鎌の形に見えた”とか“包丁だった”という人もいました。そうしてそのうち都市伝説のように白い影に首を切断された人がいるとウワサになりました。
本当にあり得る事なのか冷静に考えました。あの辺りには街灯や照明はないです。割と大きな道沿いに香名館はあるんですが、車通りは多い道ではないので車のヘッドライトも考え辛いと思います。しかも建物内部なので車のヘッドライト説もかなり薄いと思います。唯一考えられるとすれば一緒に肝試しに行っている仲間の懐中電灯ぐらいしかないのですが、人型に見えて尚且つ手には何かを持っている…
そんな風に見える懐中電灯の光ってあるんですかね?
まとめ
様々ないわくつきの廃墟でしたが、心霊スポットになる原因はなんだったんでしょうか?ただの廃墟ならここまで有名な心霊スポットにはならなかったと思います。もう少し調べてみると「香名館」が有名になった原因を見つけましたかもしれません。
それは稲川淳二さんがこの香名館で撮影をしたことがあるのです。とある制作会社が香名館を舞台にした心霊ビデオを製作してリポーターを稲川淳二さんが勤めました。
その稲川さんはビデオの内で「すべての部屋に何かいる」や「建物の作りが墓場のようだ」など極めつけは「ここが一番きている」と例の埋められた浴槽を指さしたそうです。
それを見た人たちが心霊スポットとして肝試しに訪れて怪奇な現象に合ったのかもしれませんね。
最後に
今回は「香名館」について紹介しました。行きたくなった人もいると思いますが、老朽化が進み2014年に解体されてしまいました。
しかし近くの道路を何も知らずに通った人の心霊体験が何故かあるのです。
“女性の話声を聞いた”や“誰かに呼び止められた”などあります。
やはり建物だけじゃなく土地にも未練や悔いなどが残ってしまうのでしょうかね?
香名館の建物があった道は道道3号線沿いにあり、通る事がある時は気をつけてください。
※画像はイメージです。
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コメント一覧 (1件)
北海道室蘭市、八幡宮の上に、曰く付き廃墟有。自治体職員も役所も、どうにも出来ない様子。検証求む。