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小さな町の小さな神社の不思議な出来事

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海と山に囲まれた母親の生まれた小さな町。
母親の実家は山に囲まれた一軒家、徒歩数分で海にも出られるという場所。
山の中には車道ではなく、人が往来できるほどの小道も複数あり、昼間でも薄暗い辺り一帯は何とも不気味でした。

家の前は一面に広がった田畑があり、共同で使えるため池や古井戸など、最近では見かけることのない風景がまだそこにはあります。
数軒隣の民家には、小さな神社がありました。木造で鈴も古いけれど手入れはされています。
私も小さな頃から馴染みのある神社ですが、母親も母もお参りしたことはありませんでした。

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神社の噂

私が中学生になった頃、ふと不思議に思って祖母に神社のことを聞いてみたのですが、嫌な顔をして黙り込んだ後、席を立って自室へいってしまいました。
祖母の思わぬ態度に驚いて、父と母を見渡しても俯いたまま。
その様子をみた兄に手招きされ、その事情を聞いたのですが・・・。

もともとは夏祭りなども行っていたそうですが、宮司さんがいなくなってからは、近所の人が交代で手入れをしている程度で、誰もお参りしない。

宮司さんは若くて穏やかで評判の良い人、奥さんと子供と生活していた。
ある時、奥さんが子供を連れて出て行ってしまったのですが、その理由は解らず、行先も全くわからない。
絶望と孤独に耐えかねた宮司さんは、精神的に追い詰められて別人のような風貌になり、神社の手入れもしなくなってしまったそうです。

心配した近所の人が、野菜のおすそ分けをしようと神社に行くと宮司さんの済んでいる社務所の玄関が開いていて、声をかけても誰も出てこない。なにかあったら困ると思って、建物の中に入っていくと誰もいなく、それ以降は誰も宮司さんを見たことが無いという話です。

いったい何が起きたのか?

いったい何がおきたのか?兄に訪ねてみると、判らないけれど、神社の目の前にある古井戸と関係があるんじゃないかというのです。
その井戸は決して中を覗いてはいけないという習わしがあります。覗くと神隠しにあうと言われているそうです。

小さい頃の私はそれで怖くなって考えるのを止めてしまいましたが、大人になってからどうしても気になって調べていくと・・・他に人には話せない、地域の怖い事に気がついてしまったのです。
具体的には書けませんが、井戸と神隠し、海岸線沿いの閉鎖的な町・・・これでご勘弁ください。

※画像はイメージです。

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