平成ライダーのすべてはこのライダーから「仮面ライダークウガ」

もはや幼稚園児の男の子のヒーローとして確固たる地位を築いている仮面ライダー。
それほどながく愛される平成仮面ライダーはすべては「仮面ライダークウガ」から始まりました。
ここでは仮面ライダークウガの魅力について紹介します。

はじめに

平成ライダーの最初といえば「仮面ライダークウガ」です。
クウガをみているときは大学時代でしたが、最初は「久々に仮面ライダーやってるな。なつかしい」ぐらいのものでした。

しかし見始めると一気に引き込まれました。
ストーリー性といい、戦い方と言い、そしてそれまでの仮面ライダーの常識を打ち破る、新設定などまさに新鮮そのものでした。

ストーリー

大まかな話でくくってしまえば、グロンギと呼ばれる古代生物が人類をどれだけ誰が多く殺せるか?という残酷なルールで行う「ゲゲル」に興じ、それを阻止し人類を守るべく仮面ライダークウガとして主人公が立ち向かいます。

正直残虐なシーンも多く、また話の内容も少々大人向けのため、幼稚園児に十分に理解できるものなのか?と疑いたくなる作品です。

勧善懲悪ではない

従来の仮面ライダーと言えば悪の組織を倒すヒーローという勧善懲悪ものでした。
しかしクウガは完全にそうとは言い切れません。

一時期は人類の味方であり、ヒーロー視されますが、とある戦闘にて敵を倒した際に大爆発を起こし、その爆発で街が被害を受けます。
そうなると今度はマスコミがそろって「仮面ライダーは実は人類に害をなす存在である」と主張し始めます。
こういった単純ではヒーロー視されない複雑化がそれまでにはなく新鮮でした。

警察の存在意義

子供の頃から仮面ライダーをみつづけていましたが、幼いながらに不思議に思っていることがありました。
それは悪の組織だろうが何だろうが、相手が悪いやつなのに何故警察は出てこないのだろうか?ということです。

普通グロンギなどといった人類の命の危険を脅かす存在は仮面ライダーよりも警察や自衛隊なんかの行政の管轄のはずです。
ですが従来の仮面ライダーにはさほど警察機構の存在は必要視されていません。
しかし仮面ライダークウガに関しては、仮面ライダーと警察機構がタッグを組んでグロンギと戦うのです。

しかも仮面ライダークウガが使うバイクは、今までのような「おやっさん」のお手製ではなく、警察が試作機として作った「トライチェイサー」「ビートチェイサー」というものです。
といよりも現実的にはこれが普通ではないかと思います。

仮面ライダークウガが敵視されていた?

仮面ライダークウガは当初警察機構から敵視されているというよりも、敵なのか味方なのか不明な存在として注視されていました。
そのため、明らかに敵と断定されていたグロンギたち「未確認生命体第●号」と同じ呼称をされていました。
ちなみに「未確認生命体0号」「未確認生命体4号」がともにクウガの呼び名でした。

現実的に考えれば、仮面ライダークウガと言え目の前に現れれば、それまで見たことすらない人たちにとっては得体のしれない姿にしか見えないはずです。
ですからこういった設定は大変納得がいきました。

変身シーンがびっくり

何と言っても小さいころから仮面ライダーが好きだった自分にとって一番びっくりしたのが変身シーンでした。
仮面ライダーと言えば変身ポーズが大人気ですが、クウガはそれまでの常識を一気にひっくり返しました。
それは仮面ライダーに変身しようとしている最中に、敵が襲ってくることです。

正直小さいころから思っていたことですが、なぜ敵は変身ポーズをとって隙だらけの仮面ライダーに、攻撃を仕掛けず待ち続けるのかという矛盾でした。
しかしクウガは違いました。敵に攻撃されている最中によけながら一気にすきを見て素早く変身するのです。後の平成ライダーに至っては首を絞められながらも気力を振り絞って変身するものすらいます。
クウガは最初は敵に生身の人間の状態で殴り掛かった際に、その腕から徐々に変身するという描写であり、驚きでしかありませんでした。

まさに仮面ライダーというべき戦闘シーン

仮面ライダーという名前を掲げていながら、バイクは移動手段の概念から抜け出すことがなく、武器としてもせいぜい「戦闘機」のような存在。
ところがこの作品では、例えばウイリーした状態で前輪で敵を殴りつけるような、バイクと一体化して戦うような戦闘シーンが行われます。

今までとは全く違うライダーのアクションに、当時とても興奮したのを覚えています。

このアクションの凄さはなんだろう?と調べてみると、スーツアクターにトライアルというバイクを使った障害を超える競技の世界選手権ランカー「成田巧」氏を起用し、ライディングテクニックを応用したアクションだから、質全的に迫力が違うのでした。

バイクもスペインの競技車メーカーGASGAS社の「パンペーラ2型」というバイクを起用することで、国産車ではできないアクションができたという訳です。

技名をさけばない

仮面ライダーの最大の見どころである「ライダーキック」。
子供の頃何度「ライダーキーック!」と叫びながら、架空の敵である父親に向かって言った事か。

それほどあたりまえのことすら、仮面ライダークウガは打ち破りました。
全く技の名前を戦闘中に言わないのです。というより、そもそも戦闘中にそんなことを叫ぶことに神経を回せるはずがありません。

これは大変驚いたとともに、「そうだよな」と改めさせられた出来事でした。

最後に

すべての平成ライダーはクウガから始まりましたが、クウガがこれまでの仮面ライダーの歴史を塗り替えたことは確かです。
なにせ子供はおろか、大人まで夢中にさせるのですから。恐るべきです。

皆さんも是非に履修をお勧めします。

(C) 仮面ライダークウガ 石森プロ・東映

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