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ジャンル不問のヘンテコアクション大作「最強殺し屋伝説 国岡」

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2023年もそろそろ終盤戦。そんな時におすすめするのは、殺し屋やがテーマのヘンテコモキュメンタリー「最強殺し屋伝説国岡 完全版」(2021年 監督 坂元裕吾)。
一級のアクションと独特のシュールなノリが融合したこちらの作品、今回はその独特の魅力に迫ってみよう。

目次

地味な『リコリス・リコイル』?シュールな低予算邦画の怪作

今回ご紹介する映画「最強殺し屋伝説国岡」は、ドキュメンタリー風フィクション。いわゆるモキュメンタリーと呼ばれるジャンルの作品。
坂元裕吾監督自身が殺し屋の青年・国岡に密着するというスタイルで物語は始まる。

一応ストーリーらしいストーリーはあるのだが、この「密着」がこの映画のメイン。『情熱大陸』や『ザ・ノンフィクション』のように、密着取材で淡々と描かれる国岡青年の殺し屋ライフはまさに「現実」そのもの。

まずその「ナチュラルさ」に最初面食らうはずだ。また、国岡がこぼす愚痴や仕事の悩みも「仕事の連絡はメールで済ませて欲しい」「遠方への出張が大変」など、まるで普通のサラリーマンのようでクスリとさせられる。
ただし、国岡の「仕事」は全て殺しの依頼なのだが。

殺し屋業をあくまでビジネスと捉え、「普通の人」のようにミッションをこなす国岡の姿はまさに「地味なリコリス・リコイル」そのもの。国岡が喋り方も振る舞いも・・・「仕事モード」時の超絶アクションはともかく。
普通な青年なこともあり、見ていると「本当にこういう人たちがいるのでは」と錯覚すら覚えるほどだ。
それゆえ作中のエフェクトがややチープなところが残念ではあるが・・・。

中々普段馴染みがないモキュメンタリーというジャンル。最初は面食らうかもしれないが、本作のたくみな演出なら「殺し屋がフツーに生活する日常」にすぐトリップできるはず。
本作はそんなヘンテコでありながら味わい深い作品と言えるだろう。

最強ヒットマン国岡に迫る最大の危機!モキュメンタリーを超えるラスト?

「殺し屋がフツーに生活する日常」を演者の自然すぎる振る舞いと、たくみな演出でリアルな現実として浮かび上がらせるモキュメンタリー『最強殺し屋伝説国岡』。
前半は先にも紹介したように、国岡青年の殺し屋ライフがまさにドキュメンタリータッチで淡々と描かれる。

その様はまさに「地味なリコリス・リコイル」や「シュールなジョン・ウィック」のよう。
主人公の国岡をはじめ、同業の殺し屋や殺し屋業に関わる人々も、「暗殺」を稼業としている以外は本当に普通の人たちで、その「普通さ」と時折挟まれる超絶技巧のアクションが生み出すギャップが本作一番の魅力だ。
だが、ここで終わらないのが本作のすごいところ。中盤、ある依頼で犯したミスが原因で、国岡の運命はとんでもないところに転がりはじめる。

この後半の展開は(ネタバレになるので詳細は差し控えるが)前半のリアルな描写と比べ、あまりにもフィクション度が高過ぎて、正直評価が分かれるところだろう。ただし、物語が加速するに従って繰り出されるキャストの超絶アクションは本物。特に凄腕同士のラストバトルは必見だ。アクション映画に興味が無い人も、アクション映画が大好きな人もぜひ見るべき作品と言えるだろう。

最強殺し屋伝説国岡を観よう!

今回ご紹介した『最強殺し屋伝説国岡』は、一般的にはB級邦画にカテゴライズされる作品。しかもモキュメンタリーというあまり馴染みがないジャンルということもあって、なかなか手が出しづらい映画かもしれない。

確かにところどころチープな箇所はあり、好き嫌いもわかれる作品ではあるが、妙にリアリティのあるシュールな世界観と、作中のアクション描写は素晴らしく、この映画でしか味わえない。
この記事を読んで気になった方はぜひチャレンジしてみてほしい作品だ。

出演:伊能昌幸, 出演:上のしおり, 出演:吉井健吾, 出演:松本卓也, 出演:でん一徳, 出演:中昇容, 出演:満腹満, 出演:茶谷優太, 出演:田中俊介, 監督:阪元裕吾
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(C) 2021『最強殺し屋伝説国岡完全版』製作委員会

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