今回紹介するゲームソフトは、1991年にコナミから発表された本格派SFRPG「ラグランジュポイント」!
元々はファミマガことファミリーコンピュータMagazineで、読者参加型のファミコンRPGソフトを作る「芸夢工房」企画が上がり、コナミと提携して発足されたゲーム企画。
ファミコンソフトの開発に携われると、敵キャラにストーリーとBGMにタイトルロゴと、物語をみんなで作るソフトとして脚光を浴び人気を博しました。
物語は人類が宇宙へと進出し、22世紀を迎え地球軌道開発計画が実行に移された時代
宇宙進出の重要なポイントとなるラグランジュポイントにて、サテライトベース、ランド1、ランド2の巨大コロニーが建造され、地球移民が入植を開始し、3基のコロニーと人類の宇宙進出を助けてくれる資材調達用小惑星群ヴェスタの発見により、やがてその宙域はイシス星団と呼ばれる様になり、新しい時代を迎えていました。
そんな矢先、悲劇が起ります
ランド2にて突如として謎のバイオハザードが発生し、コロニー居住者の住民に多大な犠牲者を出してしまい、ランド2は壊滅してしまったのです。
原因となるバイオ研究を指揮していたシュトルテ博士は、事件後に失踪し、この混乱に乗じてイシス星団の最高責任者である5人の指導者によって統括されていたプレシデントファイブは内乱を起こし、メンバーであるオレギ議員、レデスマ議員 ウェーバー議員の3人はクーデターを起こし、それに反対したトーゴ議員を追放、タニア最高議長を幽閉してしまいます。
3人はバイオノイドとなり、バイオ軍を結成
バイオカイザーを新たなる首領として置き、ランド1への侵攻を目論んでいたのです。
追放されたトーゴ議員は抵抗軍を組織し、これを重く見た地球政府側は抵抗軍の手助けとなればとランド1に派遣部隊を送り込む事となるのですが、第1次調査隊、第2次調査隊の精鋭が消息を絶ち、主人公となるジンが所属する第3次調査隊が送り込まれるも、敵の襲撃に合い、窮地に追い込まれてしまいます。
ジンは任務を遂行する事が出来るのでしょうか?
このゲームは人間・サイボーグ・ロボットの3種類からメンバーを選ぶ事が出来きます。
必殺技を使う事が出来る人間や、専用装備で攻撃力がアップするサイボーグに、特定の機械部品が必要となるロボットとパーティを組み、バイオ軍に挑む事となるのですが、筆者にとってはこのソフトはトラウマがあります。
それはタムと言う小さな少年の死でした
主人公の事を兄と慕い、冒険に協力してくれるのですが、ダンジョンから出られると急いで無邪気に外へと向かう中、バイオ軍のボスの一人であるオレギに襲われ、タムは息を引き取ってしまいます。
タムは兄ちゃんとかすれた声で紡ぎ、息を引き取ってしまうと、衝撃的な死。
これが筆者にとってのトラウマでもありました。
最後に
小さな子が命を落とすと、あの衝撃的な内容は厳しいものでしたが、ゲームを終えた後、この戦いにはタムの様な小さな命が燃え、ジン達を勝利に導いたのだと、エンディングで感動した記憶があります。
ヒーローになるには、救えない命があっても、それに跪くのではななく、あえて立ち向かうのだと教えてくれた本作。
忘れられない名作です!
ラグランジュポイント (C) 1991 Konami Digital Entertainment
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