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伊藤明弘先生が描く、謎の男 入江省三の活躍を描いた「LAWMAN」

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今回御紹介する作品は銃撃シーンなどで読者を魅せてくれる、ガンアクション漫画の鬼才、伊藤明弘先生の作品「LAWMAN」を紹介したいと思います。
本作は、本作は1993~95年までの間、ヤングアニマルで不定期連載され、全4話で単行本全1巻となっています。
その後、2005年に再編集版「LAWMANs」として出版され、2015年に今までの白泉社から変わり、小学館から再販され、白泉社(ジェッツコミック)版はなかなか珍しい一冊となっています。

政府の役人である事務型主人公の入江省三が、その昼行燈な姿とは裏腹に法で裁けぬ悪を倒すと、伊藤先生の初期のストーリー構想ではそうなっていました。様々な要素を盛り込んでいく内に個性的なキャラに仕上がってしまった、主人公の入江省三、実に個性的な雰囲気のある彼の物語を紹介していきたいと思います。

目次

あらすじ

それは日米関係によるある問題から発生した調査が切っ掛けでした。
大蔵省特殊査察部第二課執行官である入江省三は、防衛予算の一部が、米軍内部にて不正な違法武器購入に当てられている事を調査する為に、横田基地に出向した事から始まります。

歓迎されない中で行われる調査。

基地司令官ガランド大佐は身に覚えのない言いがかりだと憤りを感じながらも、日米地位協定の手前で強気には出られず、また調査をマイペースに行う入江省三に苛立ちを覚え、変な言いがかりをつけられまいと娘のブレンダを彼の調査に同行させていきます。

彼に対して警告を告げる副司令官と、きな臭い雰囲気のある調査。

やがて用途不明の武器の出所の証拠を手に入れ突き止めた入江ですが、何者かに銃撃されてしまいます。

しかしケプラー素材で作った名刺のおかげで一命を取り留め、武器の密輸の証拠を掴んだ彼は、ブレンダと共に武器密輸を阻止していく──と、こんな雰囲気で物語は進んでいきます。

筆者はこの物語の主人公である入江省三が気に入っており、彼のマイペースな雰囲気と、掴みどころのない性格に、鞄に仕込んだ、レーザーポインター付きの製造番号消去済みのSIG SAUER P220と、実にカッコいいキャラクターと、当時は夢中になって読んでいました。

「ジオブリーダーズ」にも出演

後に「ジオブリーダーズ」にも悪役として登場するも、ムスカみたいな雰囲気の彼の暗躍と、自身の持つ美学に近い任務への忠実感と、実に筆者好みなキャラクターでもあります。

各省庁に一人存在している、計13人の入江省三が存在すると、その奥の深い設定のある、秘密裏に日本政府の仇となる相手を抹消する掃除屋でもあり、陰謀屋でもあり、事件屋でもある入江省三。

そんな彼の活躍が堪能できる「LAWMAN」は、必見の名作です!

いば・よしあきと申します。
眼鏡を掛け、スーツを着込み、紳士的な態度をとっているも腹に一物ある男と言えば、「天空の城ラピュタ」のムスカを思い出してしまう、そんなライターですが、宜しくお願い致します。

(C) LAWMAN 伊藤明弘 白泉社
(C) ロウマンS 伊藤明弘 小学館

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