生霊にとり憑かれた

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生霊にとり憑かれた時の体験を話したいと思います。
とはいえ不運な出来事は一切なく、「本当に生霊だったのか?」と。

目次

祖母の合格祈願

私が中学3年生の時、高校受験を控えて受験勉強に勤しんでおりました。
と言っても、第一志望には余裕で合格圏内に入っておりましたので、そう必死というわけでもなかったのです。
受験生本人よりも周囲の方がはらはらしていました。
特に祖母が一番心配しておる、入試の前日になると「合格祈願をしてもらおう!」と言い出したのです。

連れて行かれたのは、どういうところだったのか、今となってはよく判らないのですが、寺社でもない、宗教法人ではありません。今思えば「個人で拝み屋をしている女性」だったようで、神棚の前で祝詞をあげてもらった記憶だけが、鮮明に残っています。

むしろ不謹慎ともいえますが、合格圏内でしたから、祖母の気持ちとは裏腹に「そんなことせんでも」とやや引き気味でした。

ご祈祷が始まった

ご祈祷が始まり、淡々した声を聞くうちに、意識が朦朧となっていきました。
実際は退屈で、ただ眠かっただけで、そう言ってしまえばそれまでですが。
ただ、中学時代は情緒不安定だったこともあるので、頻繁に金縛りや幽体離脱を経験していました。

だんだんと半分眠ったような状態になり、妙な表現になるかと思いますが、半分覚醒していながら、半分夢の中にいるようです。
意識だけが身体から抜けそうな感覚になり、あの世とこの世の中間にいるような、頭の中で夢というか幻影が進行し、今で言うところのスピがかった状態。

その朧げな映像の中で、私の背後に誰かが立っている気配がしました。
ふと振り向くと、そいつはふいっと顔を背け、すっと離れていったのです。

どこに行くのか気になって後を追うと、私はご祈祷の部屋から、廊下に出てしまいました。
たぶん現実であれば、隣りに座っていた祖母か母が引き止められていたので、幻影の中なのでしょう。
でもその時は、夢なのか現実なのか、わかりません。

「いったいどこへ行くんだ」と肩を掴んで引き止めた瞬間、「うるさい!」という感じで威嚇されました。

怒鳴られたわけではない、声でもない。
ただ、「触るな」「追うな」と言わんばかりの、むき出しの感情が飛んできたのです。
びっくりして手を離したら、そいつはすっと消えました。

何が起こったんだろうと思っていたら、ご祈祷が終わっておりまして、目が覚めた感じで現実へと戻っていました。

そいつの正体

ご祈祷が終わった瞬間、祈祷師がこちらに振り返り、間髪入れずにこう言いました。

「あんた、生霊にとり憑かれとったよ」

思わず私も返しました。

「あ、やっぱり? 女の子でしょ?」

すると祈祷師は私を凝視して言います。

「なんや、気づいとったんか」

祖母と母はわけが判らず、ぽかんとしたまま。
ただ祖母だけはすぐに、「おじいさんと同じやね」と呟きました。
どうやら、戦争中に戦死した祖父も霊感のようなものがあったそうで、思うところがあったようです。

祈祷師の話では、私に憑いていたのは「ごく近しい人物」で「あんたを羨んどった」という。
近しい女の子といえば、中学の同級生しか思い浮かばず、誰だっけ?と思案したのですが、全く思い当たる節がありませんでした。
仲の良い人間は数人はいましたが、それよりも何よりも受験勉強の方が優先。
クラス内の人間関係など二の次で、とにかく、早く高校に入りたかったんです。

あれから

無事、希望の高校に合格しました。
卒業間際になると余裕が出てきて、今更、犯人捜しをする気はなかったのですが、誰がとり憑いていたんだろうなと気になって考えてみました。

私はクラスぐるみのいじめを受けて孤立していたので、羨ましがられるほど恵まれていた覚えはありません。
嫌われもの同士で仲良くしてくれる同級生が数名いて、完全な孤立ではなかったので、その中の誰かだったのでしょうか?
それとも成績は良い方だったので、いじめていた誰かが妬んでいたのでしょうか?
今となっては知るよしもありません。

ところで、今でも母と祖母はこのご祈祷のお陰で合格したと言い張っているのですが、これが実力以上の学校を受けたのなら、運的な要素が働いてなのかもしれませんが、間違いなく実力で「生霊ってなんなの?」と思います。
母と祖母が喜んでいるから、それ以上の追求はしませんがご祈祷の際はどうかご注意を。

※画像はイメージです。

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