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地方協力本部の方との関わり

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私が自衛隊という組織に関心を抱いたのは3.11の東日本大震災がきっかけでした。

地震津波被害によって自らも被災者である隊員が、懸命に救助・復興活動に務める様子に心打たれたことを今でも鮮明に覚えています。それ以前までは自衛隊について何も知識のなかった私ですが、被災地での活動を何度も報道で目にし、強いあこがれをもちました。

調べていくうちに自衛隊の一般曹候補生制度が高校卒業後に進めること、また幹部候補生制度が大学卒業後に進めることを知り、自身の高校卒業進路として一般曹候補生と大学受験を併願することを決めました。

入隊志願にあたっては陸・海・空自衛隊のいずれかを選択するのですが、消去法で陸上自衛隊を選びました。海は艦艇勤務が辛いなあ、空は離島のレーダーサイト勤務だと・・・と今思えばなんとも浅はかな理由で選んだなと思います。そうして陸上自衛隊へ資料請求を行ったのですが、その数日後に事件が起こります。

自室で資料請求で取り寄せた資料を読み込んでいたある日の夕方、突然母から「あんた、自衛隊の人来たよ。」の声。

驚いた私が玄関へ向かうと「どうも。××地方協力本部の○○です。(以下○○さん)」と優しそうな男性が一人いました。まさか資料請求しただけでわざわざ自宅まで足を運んでいただけるなんて・・・と当時の私は感動しました。

後から調べた話だと、やはり近年自衛隊の採用活動は何かと大変なのだとか。そうして広報官とであった私は後日事務所へと招待され、詳細な説明を受けました。私がどのような経緯で自衛隊を検討しているのか、自衛隊に入ってどんなことがしたいのかを真剣に聞いていただけました。

○○さんは自分の自衛隊の経験とキャリアから親身に進路選択をアドバイスしていただきました。教育隊のこと、部隊配備のこと、昇進試験のことなど。広報官だからいいことしか言わないのだろうと思っていましたが、自衛隊という組織の悪い面も含めてしっかりとお伝えくださいました。

そして「もし入隊するのであれば、できる限りギャップをなくしてもらいたい。」と最寄りの駐屯地の見学へ招待してくだいさり、さらに「もっと実践的な部分もいまのうちから見てほしい」と有名な富士総合火力演習と横須賀の観艦式にもお招きしていただき、通常であれば競争率の高い抽選で参加する、これらイベントへも積極的に参加させていただきました。

ここまでしていただいて恐縮ですが・・・

私は進路として「大学進学」を選びました。
理由は以下の2つ。

①幹部候補生の道が広がること。(一般曹候補生は大卒でも受験できたはず。)
②除隊後に大卒の肩書が残る。

○○さんは大変残念がっておられ、私自身も申し訳ない思いでいっぱいでしたが、それでも
「納得のいく進路を選択してください。大学卒業後に自衛隊という選択肢を選んでいただければ私は幸せです。私君のように自衛隊、そして日本のことを考えてくれる若者は宝です。」
と最後に頂いた言葉が今でも忘れられずにいます。

※画像はイメージです。

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