オカルト話と歴史が好きな私は、ロンドンとイギリスに憧れております。
おもしろそうなお話をご紹介しますね。
イギリス、ロンドンは幽霊が出るというだけでなくて、歴史上の人物と確定された幽霊が出るとか、無名の人物でもちゃんと着ている服装などで生きていた時代や人物がわかっていることが多いです。
「クエーカー教徒の格好をした人」「ナポレオン時代の三角帽をかぶっている」など、幽霊愛というか亡くなった方を尊重しているような感じがするんですよね。
出る人も、日本の場合は「うらめしや~」という定番の言葉のように、生きていたときの恨みつらみを訴えたい気持ちはわかるのですが、それと生きている人を怖がらせるだけなよう。
でもイギリスの幽霊は、なんか存在感があるし、生きている人間と交流するという感じです。
ロンドン紹介本にも、幽霊話は当然のように載っているし、ごく普通にあるようです。
ネットでみたものでは、最近、日本人女性に部屋を貸すととてもきれいに使ってくれるとか好評だということで、部屋を引き払うときにその建物に住んでいる幽霊が、音を立ててその女性が出ていくのを悲しがったという話さえありました。
ところで、有名な幽霊としては、ウエストミンスター寺院に出るという14世紀に強盗に殺されたベネディクタス修道僧の霊で、夕方あらわれて30分ほど少し床を浮いた状態で歩きまわりつつ、おおぜいの観光客を軽蔑した目で見て、ふと石壁のなかに消えていくそうです。
また、ドルアリーレイン劇場に出る「灰色服の男」は、18世紀の服装で剣を吊って手には三角帽を持っているということで、この幽霊はリハーサルの間に出ることが多くて、この幽霊出現した芝居は大ヒットするとか、何人かの俳優が舞台の上での立ち位置を決めたところ、誰もいないのにそれでいいと背中をたたかれたことがあるそうで、死してなお舞台監督をやっているみたいですよね。
あと、エリザベス朝の神学者フランシス・ベーコンは、馬車でハイゲートを通ったとき、死体の保存方法を考えていて、ポンドスクエアで鶏が目にとまったので場所を降りてその鶏の首をひねって雪の中に埋めたそうです。
本人はそのために風邪をこじらせて死亡、しかし幽霊となって出るのは、なんと鶏のほうで、羽根の抜けた姿であらわれて、鳴きながら狂ったようにその辺を飛び回ったり走り回ったりしたそうです。
が、300年もたつので次第に現れることもまれになり、姿も薄くなっていったそうです。
なんというか、イギリス風の皮肉っぽいユーモアも効いているようで、怖いだけじゃなくて会ってみたくなる幽霊話が多いですよね。
※画像はイメージです。
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