聖槍ロンギヌスとは?

それを持つ者は世界を支配することが出来るという・・・聖槍ロンギヌスの槍。
人気アニメ・新世紀エヴァンゲリオンに、重要なアイテムとして登場しているので、知っている人も少なくないでしょう。
そこで、ロンギヌスの槍の由来や行方について解説していきます。

目次

聖槍ロンギヌスの槍とは?

ロンギヌスの槍は聖匵、聖杯と並ぶ、聖遺物の1つです。
この槍は、アダムの7代目の子孫ある鍛冶師トバル・カインが天から落ちてきた金属により作ったと伝えられています。

その鉄の塊は、トバル・カインが材料になる鉄鉱石を採集するために、アララト山でさまよっていた時に得られたのですが、この山は近年ノアの箱舟の残骸や痕跡が発見されている場所ということで何やら運命めいたものを感じます。

ロンギヌスの槍に初めて言及したのは、新約聖書の外典である『ニコデモによる福音書』です。
この『ニコデモによる福音書』の記述では、「ロンギノスという名の兵士がイエスの脇腹を槍で突き刺した」なっています。
もちろん、この時点ではその槍を聖遺物ととらえているわけではありません。

また、他の福音書ではロンギノスの名前についてこそ明かしていませんが、逸話としてロンギノスが目の不自由な兵士で、イエスの脇腹に槍を突き刺した際に流したイエスの血を浴びて目が治癒したという記述があります。

更に他の福音書ではイエスが息をひきとった際に、神殿の幕が上から下まで真二つに避けたことから、イエスに向かって立っていた百卒兵が「誠に、この人は神の子であった」とつぶやいたとあります。
この百卒兵がロンギノスだという見方もあります。

Marienkirche, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由

持つ者は世界の覇者となる!?

ロンギヌスの槍は、「持つ者に世界を統べる力を与え、失った者には破滅をもたらす」と言われています。
ロンギヌスの槍を奇跡の槍だとして歴史に登場するのは紀元4世紀ころです。ロンギヌスの槍が、なぜ奇跡の槍、聖槍として見なされたのか様々な説があるのですがその中でも実際にこの槍を持ち、力を得ていたとされる人物が槍を失ったとたんに破滅しているとされているからです。

ロンギヌスの槍を最初に発見したのはローマ帝国の皇帝コンスタンティヌスと言われています。コンスタンティヌスは戦争に連勝して皇帝の座に収まりますが、それが槍を手に入れたお陰ではないかと考えられているのです。

また、もう1つの根拠として、コンスタンティヌスはキリスト教を公認とした初めての皇帝なのです。しかも、自分自身もキリスト教に改宗までしているのです。
晩年は、洗礼を受ける意思もあったといいますが、これはコンスタンティヌスが病で行われませんでした。
しかし、ここまでコンスタンティヌスここまでキリスト教に傾倒したのは、キリストの血を吸ったロンギヌスの槍を持った事で隆盛を極めたためだと考えられています。

ですが、コンスタンティヌスは破滅することはありませんでした。
最後は、天寿を全うして亡くなったため、槍の伝説を証明することは出来なかったのです。その後、ロンギヌスの槍がどこにいったのか不明となり、紀元8世紀にカール大帝の元に渡ります。
カール大帝は47回もの戦争で勝ち続け、西ヨーロッパのほとんどを掌握し、支配しましたが、槍を失って亡くなったと言われています。

カール大帝の手から離れたロンギヌスの槍は、赤髭王と呼ばれているフリードリヒ1世の手に渡るが、川を渡っている時に、槍を落としてしまい、そのまま溺死しました。
19世紀に入り、皇帝ナポレオンがロンギヌスの槍に強い興味を示します。
戦争中にも関わらず、槍を手に入れるため相当数の兵士を様々な場所へ送ったとも言われています。

しかし、槍はナポレオンが手にすることはありませんでした。
ナポレオンの手に渡らなかった槍は、この時ウィーンに持ち込まれ、オーストリア皇帝のフランツ2世に渡ったものの、すぐに宝物感に移されたため、フランツ2世は聖槍による恩恵を預かることはありませんでしたが、破滅に追い込まれることもなかったのです。

20世紀となり、この聖槍に強い興味を示したのがヒトラーでした。
ヒトラーはオカルトに傾倒していた人物としても有名ですが、そのためロンギヌスの槍の力を疑うことはなかったのです。
ヒトラーは、槍のためにオーストリアを手中に治めロンギヌスの槍を略奪しました。

その後ヒトラーは、第二次世界大戦の開戦直後から連戦連勝だったため、これはロンギヌスの槍の力だという話も実しやかに流れました。
ヒトラーがこの聖槍を持っていた証明として、アメリカ軍が槍を奪還し、その80分後にヒトラーは敗戦を受け入れ自決したのです。
正にこれは、聖槍の伝説を裏付ける出来事になったのです。

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聖槍ロンギヌスの槍の行方

その後、ロンギヌスの槍はヒトラーの手を離れ、アメリカ経由でハプスブルク家に戻されました。
現在はウィーンの自然美術史博物館に保管されていますが、この聖槍は偽物ではないかと言われています。
本物はアメリカが保持し、アメリカに繁栄に力を発揮したという説も出ています。

現在はロンギヌスの槍と言われている槍が複数本存在しているという状況です。ですが、一方で本物の聖槍は南極に移され、1979年にハルトマン大佐と聖槍の騎士団によって奪取されて、再びドイツに戻り、隠匿し保管しているといいます。

南極に隠された証明として、終戦直後にアメリカ軍が南極に大人数の兵士と軍艦を13隻を送り込んだからです。
それだけの大部隊を動かさなければならない重要なものが南極にあったと言われており、その重要な物とは正にロンギヌスの槍だったと考えられています。

最後に

聖遺物として有名なロンギヌスの槍ですが、調べれば調べるほど面白い逸話を知ることが出来ます。
不思議なこの槍が実際に存在しているのなら、是非本物を見たいものです。

featured image:Marienkirche, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由

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