私はラブライブが大好きで聖地巡礼をしていますが、今回は聖地で見つけた戦争の記憶を語るモノを紹介します。
静岡県沼津市の内浦という場所は、ラブライブの聖地として多くのファンが聖地巡礼として訪れています。
その聖地の一角に特攻兵器「震洋」の格納庫の後を見つけました。
「震洋」とは、太平洋戦争末期追い詰められた日本軍が生み出した、数々の特攻兵器の中の一つ。
震洋はモーターボートに爆弾を括り付け、敵の船に体当たりをすることで敵を道連れに破壊する恐るべき兵器です。
「震洋」は本土決戦のために製造されたもので、実際の戦闘に使われるまえに終戦を迎えたと聞いております。
そんな特攻兵器の格納庫の跡がアニメの聖地の隅にひっそりと眠っていたのです。
トンネルの脇に掘られた自然の洞窟のなかに「震洋」は格納されていました。
今では本体はないそうですが、かつての格納庫の跡がひっそりと佇んでいます。
内浦という土地はかつて旧日本軍の基地があったそうで、その影響でここに特攻兵器が収納されていたのだと聞いています。
ラブライブサンシャインという作品はかわいい女の子たちが活躍する作品で、この内浦という場所がモデルに使われているのです。
そんな戦争とはまったく無縁の作品のゆかりの地にこんな忌むべき兵器がひっそりと眠っていたのだと初めて知った時は大きな衝撃を受けました。
この震洋という兵器は実戦に使われることはなかったものの、戦争が終わった翌日の8月16日に大きな悲劇を引き起こします。
戦争が終わったというのに、兵士たちは敗戦を受け入れることができず、戦闘モードのままで敵の攻撃をに備えていましたとき、この震洋の悲劇が起きたのです。
一機の震洋が誤作動を起こして爆発し、それが他の兵器を次々と誘爆させ多くの若い命を奪った事故があったのだそうです。
たとえ戦闘に使われることがなかろうと、兵器は人の命をたやすく奪ってしまうのです。
震洋を始めとした特攻兵器は存在自体が罪で、こんな忌まわしいものがもう生まれてこない世界になることを願わずにいられませんでした。
※画像はイメージです。
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