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「M1エイブラムス」は中古でも高価な世界最強戦車

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台湾からの要請を受けアメリカが了承した武器に、アメリカ陸軍・海兵隊の主力戦車M1A2エイブラムスが108両含まれている事が報じられました。

これは高まる中国軍の脅威に対し、現在の台湾の主力戦車であるM60からのリプレースをアメリカが了承したもので合計凡そ2,163億円で108両、1両当たり約20億円の価格と公表されています。陸上自衛隊の最新式10式戦車や、その前の90式戦車が1両約10億円前後の調達価格であることから考えると、流石世界の最強戦車、中古でも倍の値段と驚かされます。

中古と表現していますが、今回売却されるのはアメリカ軍が使用したM1A2エイブラムス戦車をオーバーホールしたものだと目されており、これまでも中東の国に対して同様の売却が行われた過去があるようです。

Military_MaterialによるPixabayからの画像

対イラク戦争などの実戦でもその最強ぶりを遺憾なく発揮したM1エイブラムス戦車ですが、アメリカでは既に時期主力戦車の開発が行われ代替されて行こうとしています。その中で延命措置をされない車両が台湾へと売却されるものと考えられます。しかし1両あたり20億円とは、アメリカも足下を見ていると疑わざるを得ませんね。

M1A2エイブラムス戦車は、日本の10式戦車や90式戦車と異なり、敢えて自動装填を採用せず乗員は4名のスペックのままです。それでもロシア製の戦車が全く刃が立たないほどの防御力と攻撃力を証明している点を見ると、あながち自動装填が進んでいるとは言えないのかも知れません。

Military_MaterialによるPixabayからの画像

只、今回の報道を見て感じたのは台湾のような小国の陸軍が、M1A2エイブラムスのような大型で重量もあり、且つガスタービンエンジンというとてつもなく燃費の悪い戦車を維持・運用していくことの負担です。日本が90式戦車に比べ10式戦車を小型化した背景には、事実上北海道でしか行動できない大きさだったものを改めることが目的に合ったと言われています。

中国軍の侵攻という、日本よりも切実な脅威にさらされている台湾とは言え、狭い台湾でM1A2エイブラムスを採用することがベストなのかは少し疑問です。
燃費の悪さは、自分から大陸に侵攻するような可能性はない台湾からしてみれば、費用面だけ考えれば我慢出来るということでしょうか?

eyecatch credit:Military_MaterialによるPixabayからの画像

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